2012年6月26日午前4時ごろ、埼玉県加須市中央1丁目15番地9の「有山金物店」の店舗と住宅が全焼し、この家に住む無職、有山春蔵さん(当時77歳)と妻の幸枝さん(当時76歳)が遺体で発見された。有山さん夫妻には刃物によるとみられる刺し傷が数か所あることが判明。司法解剖の結果、夫婦の死因は出血多量による失血死で、火災発生時にはほとんど呼吸をしていなかったことが判明した。このことから、夫婦が就寝中に犯人に刺され、死亡後に自宅を放火されたとみられる。

この放火殺人事件では、同居していた長男(当時48歳)も胸を刺されて重傷を負った。長男の胸にあった複数の刺し傷の中には、心臓に達するほど深いものもあったが、命に別条はなかった。



犯人は強盗目的だった。とても若い男性の複数犯。


当日、犯行の準備はばっちりだった。


計画も予定通りにすすんでいた。


順調だと油断して、3人をさつがいしたつもりで逃走。


しかし長男が生きていたことを後で知り、犯人たちは慌てた。


顔を見られたかもしれない、そのうち捕まってしまうかもしれない。


捕まるぐらいなら自首した方がいいのでは?

いやいや、顔は隠していたしバレないだろう。


仲間うちで意見は分かれたが、容疑にかかる様子もなかったのでいつもどおり過ごすことにした。


そのうち事件も風化し、犯人たちは幸せに暮らしている。