2002年5月3日午前6時20分頃、宮城県本吉郡南三陸町(旧志津川町)竹川原に住む、佐藤たけ子さん(当時59歳)が自宅1階の勝手口の外で血まみれになって死んでいるのを牛乳配達の男性が見つけた。たけ子さんのそばには電話器本体が転がっており、コードが引きちぎられ、そのコードが首に巻きついていた。死因は窒息死だった。激しく殴られた跡もあった。さらに1階居間では工務店を経営する夫の茂義さん(当時61歳)がソファに座ったまま、血まみれになって死んでいるのも発見された。2人とも首や胸などを数回刺されていた。茂義さんの首には刃物を突きつけられて脅されたときに付いたとみられる浅い傷があり、あごなどにも複数の切り傷があった。