※画像は米公式ホームページから
WESTLAND
PEATED
AMERICAN SINGLE MALT WHISKEY
NON CHILL-FILTERED
NON COLORING ADDED
産地:アメリカ
原料:モルト
容量:30ml
アルコール:46%
樽構成:アメリカンオーク新樽70%、ファーストフィルバーボン樽30%
希望小売価格:700ml / 8,800円(終売品)
色:麦茶色
トップノート:3
アタック:4
香り:タバコの葉、ハチミツ、オレンジ
味わい:スモーキー、ハチミツ、ピンクペッパー
アルコール感:3
ピート感:3
総評:4.2
■ ウエストランド蒸溜所について
アメリカンクラフトウイスキーメーカーの先駆者ウエストランド。
アメリカンモルトウイスキー協会を立ち上げ、アメリカンシングルモルトを盛り上げようと尽力しているみたいです。
シアトルの地に蒸溜所を建設した理由は、良質な水源と熟成に最適な環境とピートが採れるといったウイスキー作りに最良な土地だかららしいですね。
■ テイスティングノート
香り立ちはスモーキーで乾燥したタバコの葉っぱ。
ほんのりハチミツの甘さがあり、オレンジの酸味が立ちます。
それらが飛んで樽香の芳ばしさが出てくるとバニラのような甘みも感じました。
アタックは結構あり芳香はグッドスメル。
味わいは口当たり滑らかで、まずスモーク香が鼻を抜けスモークは苦味とざらつきを舌に置いて行きます。
甘みはハチミツでコクがあります。
ピンクペッパーの酸味が現れ、ピリピリとスパイシーさでフィニッシュ。
■ ウエストランドシングルモルトの考察
ウエストランドを3種類テイスティングしましたが、このピーテッドがウエストランドシングルモルトの完成形であるなと感じました。
ピーテッドウイスキーの五角形のフルバランスを表したような出来です。
何か特化した特徴よりも全部のバランスを考えてブレンドのしたかのような仕上がりのウイスキーですね。
アナウンスでは通常の5種類のモルト原酒に、スコットランド産の55ppmヘビリーピーテッドを20%の比率でブレンドしているみたいです。それによりモルトの甘くクリーミーな味わいと、程よいスモーク香がベストに絡み合ってるんですね。
近年ではテロワール理論に沿ってアメリカ産のピーテッドモルトに切り替え、樽材も現地産のギャリアナオーク材による原酒がウエストランドの主軸として成功しています。
そしてこれまでに培った3種類のシングルモルトを一つのボトルに集約し、それにより初期に生まれたシングルモルトの3種類は終売となったみたいですね。
まだ店頭には在庫として置いてあったりしますので探してみてはいかがでしょうか。
私もピーテッド、シェリーウッドが売ってたら買おうと思っています。