※画像は国分グループHPから
 
TOMATIN
AGED 12 YEARS
 
HIGHLAND SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
産地:スコットランド ハイランド地区
原料:モルト
容量:100ml
アルコール:43%
樽構成:バーボン樽、リフィルホッグスヘッド、シェリー樽
希望小売価格:700ml / 7,000円
 
 
色:アンバー
トップノート:4
アタック:3
香り:ハチミツ、モルティ、ピート、バニラ
味わい:ハチミツ、モルティ、スパイシー
アルコール感:3
ピート感:2
 
 
 
総評:3.2
 
 
 
■ トマーティン蒸留所について
 
トマーティン村にあるトマーティン蒸留所は、肥沃な土壌と良質な水、良質なピートがありウイスキー作りに最適な土地柄から村民一丸となって出来た蒸留所みたいです。
トマーティンはゲール語で「ネズの木の茂る丘」という意味です。
国分のトマーティン紹介HPでは、標高315mに位置する蒸留所としては一番高い位置にあるとありますが、たぶんダルウィニー蒸留所のほうが一番高かったと思います。
 
 
 
 
■ テイスティングノート
 
香り立ちはバーボンカスクのそれで、ハチミツの甘みや大麦麦芽の穀物の甘みが香り良く際立っています。
若干アルコールじゃない鼻を刺すものがピーティ香。
ドライなバニラ香の芳醇さが漂います。
熟成は12年ですがアタックはあります。
 
味わいは口当たり滑らかにファーストタッチはハチミツの濃い甘み。
ピートのスパイシーさがピリッと辛口の余韻。
奥には樽のエグミが存在してる感じがしますが、ガツンと表には出て来ない感じです。
しかし飲み進めていくと口中にオイリーさが広がり濃かった甘みがボヤけてきます。
 
 
 
■  トマーティン12年の考察
 
トマーティンの酒質は安心のバーボンカスクなので甘々でピリッとドライなキレの良さがあり飲みごたえは十分です。
12年という熟成を重ねたわけですが、ノンエイジのトマーティンレガシーとの差はさほどないようにも感じました。なぜならレガシーはバージンオークでもありますし、樽の成分抽出は十分過ぎるほど出ているからですね。
甘くてキレが良く飲みごたえのあるウイスキーをお探しのかたには、トマーティンがコスパ最強のスコッチだと思います。