BOWMORE
AGED 18 YEARS
ISLAY SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
産地:スコットランド アイラ島
原料:モルト
容量:700ml
アルコール:43%
箱詰:2021年9月12日
樽構成:バーボン樽、シェリー樽
希望小売価格:12,000円
色:茶褐色
トップノート:4
アタック:3
香り:スモーク、磯辺、バニラ、リノリウム
味わい:焼いた藁、モルティ、シェリー、スパイシー、パイン
アルコール感:3
ピート感:3
総評:3.6
■ ボウモアのラインナップについて
ボウモアの通常ラインナップは№1¥3500、12年¥4000、15年¥8000、18年¥12000、25年¥38000になります。
それに加わるのが免税店商品の10年ダーク&インテンス1リットル¥5000、15年ゴールデン&エレガント1リットル¥7800、18年ディープ&コンプレックス¥11500になります。
18年は2種類あり通常商品がアメリカンオークのバーボン樽とスパニッシュオークのシェリー樽のブレンド。
免税店商品がオロロソ樽とペドロヒメネスシェリー樽原酒をブレンドしたもので通常品とは全く違う味わいに仕上げてるみたいですね。
■ テイスティングノート
香り立ちは燻製の煙がプンと漂います。
波打ち際の磯辺の香り。
奥にほのかに甘いバニラの芳香。
それら複雑な香りはリノリウム建材のようなドライ。
熟成も相まってアタックは和らいでますね。
味わいは口当たり滑らかでオイリー質。
藁焼きの焦げが口に残り、強めのスモーク香が鼻を抜けます。
ハチミツのような優しい甘み。
ビターチョコ。
パインの酸味。
樽由来のエグミが若干ありそれらは辛みや苦味を伴うスパイス。それら口中に広がり煙となり余韻として長くフィニッシュ。
■ ボウモア18年の考察
んーー、、
みんなが買い漁るほどのウイスキー、ボウモア18年。
期待値をかなり高く設定していたため、テイスティングしてみて正直期待外れです。
アイラに慣れていましたが、久々に強いスモークを余韻まで感じるウイスキーだなと思いましたが、これはラフロイグやアードベッグでも事足りるほどです。それらが円やかに感じるウイスキーってだけですかね。
しかしボウモア18年のコクは余韻の伸びに現れるようです。
パインの酸味やビターチョコの甘味が舌に乗ってくる余韻がボウモアの味わいの真骨頂でしょう。
また12年の味わいをそのままに6年寝かせた味わいなので、ボウモア好きには18年の余韻は堪らない味わいだと思います。
ボウモアの酒質が好みでないわけではありませんが、熟成させる樽の種類により味わいが左右される酒質だと思われますので、もしかしたらバーボンカスクのみの18年だと面白い味わいになるんじゃないかと思います。過去にあったりするんですかね?
今度は18年ディープ&コンプレックスを飲んでみたいと思います。