DEANSTON
YEARS 12 OLD
 
HIGHLAND SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
UN-CHILLFILTERED
 
産地:スコットランド  ハイランド地区
原料:モルト
容量:700ml
アルコール:46.3%
樽構成:EX-バーボン樽
希望小売価格:3800円
 
 
色:ゴールド
トップノート:3
アタック:3
香り:ハチミツ、アーモンド、バニラ、リコリス、レザー
味わい:ハチミツ、リンゴ蜜、ショウガ、コショウ
アルコール感:4
ピート感:1
 
 
 
総評:4.5
 
 
 
■ ディーンストンについて
 
ディーンストン蒸留所は南ハイランドに位置し、都市エジンバラとグラスゴーに近い位置にあります。
ウイスキー造りの特徴はハウススタイルではなく挑戦的な熟成をモットーにしてるみたいですね。
ニューメイクは蝋の香味とテクスチャーで、味わいはリンゴのようなフルーティー、だからこそ様々な樽とのマッチングが良く、仕上がりが美味しく作れるんだとか。
蓋無しのマッシュタンに透明な麦汁を作り、発酵は85時間とかなり長めに設定していることからも、あのディーンストンのフルーティーな酒質が他とは違う味わいだと分かるわけですね。
マスターブレンダーは2017年にシーバスリーガルから移籍したジュリアン・フェルナンデス氏。
マスターディスティラーは2021年にグレンモーレンジィから移籍してきたブレンダン・マキャロン氏。
この2人はブナハーブン蒸留所とトバモリー蒸留所のマスターでもあるみたいですね。
だから3商品ともアルコール46%なんでしょうかね無気力はてなマーク
 
 
 
 
■ テイスティングノート
 
香り立ちはハチミツのような甘み。
アーモンドの香ばしさ。
ドライにバニラ立つ香りはバーボン香の芳醇さが漂います。
フェインツの残り香でレザーがのぞきます。
熟成も相まってアタックは和らいでますね。
 
味わいは口当たり滑らかでオイリー。
ファーストタッチはハチミツの甘み。
リンゴ蜜の酸味と甘味。
ショウガの刺激やコショウボクの酸味が樽由来のスパイス。
余韻は長く渋みや辛味が唇をしびらせ、苦味が口中に残りフィニッシュ。
 
 
 
■ おわりに
 
ディーンストンはこれが2品目で、最初はバージンオークを味わったことからそのおいしさの虜になりました。
かと言ってラインナップ商品全部が美味しいウイスキーメーカーはほぼ無いのは分かります。
ニューメイクは全て一緒でも、樽熟成の香味が7割を占め完成されるウイスキーですから、一樽一樽違う味わいをバッティングするので年数表記が違えば味わいは単純に熟成期間を長くしただけとはならないんですよね。
いやしかし、ディーンストンは順当にバージンオークから12年まで年数を歩んだ美味しさが醸し出されていました。
15年テキーラと18年が現行ラインナップにあるのでぜひとも試してみたいですね。