EVAN WILLIAMS
AGED 12 YEARS
101 PROOF
KENTUCKY STRAIGHT
BOURBON WHISKEY
 
産地:アメリカ ケンタッキー州
原料:グレーン、モルト
容量:750ml
アルコール:50.5%
樽構成:アメリカンオーク
小売価格:750ml / 3800円
 
 
色:カラメル色
トップノート:3
アタック:4.5
香り:溶剤、ハチミツ、アーモンド、バニラ
味わい:ハチミツ、シュガートースト、スパイシー
アルコール感:4.5
ピート感:2
 
 
 
総評:4
 
 
 
■ エヴァン・ウィリアムスについて
 
エヴァンウィリアムスはケンタッキー州ルイヴィルにあるヘヴンヒル・バーンハイム蒸留所にて作られています。
元々はバーズタウンにヘヴンヒル蒸留所はありましたが、1996年に火災にあい蒸留所は全焼し、3キロ以上もウイスキーが流れ出て「火の川」といわれるほど酷い火災だったみたいですね。火災の原因は落雷とされ、死傷者はゼロという従業員全員が無事避難が出来たみたいですね。
1470万リットルが流出し建屋は全損。被害総額は32億円(当時円相場108円)になるみたいですね。
そして1999年にルイヴィルのバーンハイム蒸留所を買収し、ヘヴンヒル・バーンハイム蒸留所にしたみたいですね。
一日に生産される蒸溜量はおよそ21万リットルで、ウイスキー保有は世界2位みたいですね。
バーズタウンのヘヴンヒル蒸留所跡地は体験施設のエクスペリエンスとして稼働してるみたいです。
 
ヘヴンヒル蒸留所では多くのウイスキーブランドを製造してるみたいですね。
 
・ ヘブンヒル (Heaven Hill) 製造販売
・ バーンヘイムオリジナル(Bernheim Original)製造販売
エヴァンウィリアムス (Evan Williams)製造販売
・ エライジャ・クレイグ (Elijah Craig)製造販売
・ ヘンリーマッケンナ (Henry McKenna) 製造販売
・ ジョンハミルトン (John Hamilton) 原酒
・ オールドフィッツジェラルド (Old Fitzgerald) 製造販売
・ J.W.ダント (J.W. Dant) 製造販売
・ J.T.S.ブラウン (J.T.S. Brown)製造販売
・ ファイティングコック(Fighting Cock)製造販売
・ メローコーン(Mellow Corn)製造販売
・ T.W. サミュエルズ(T.W. Samuels)製造販売
・ パーカーズ・ヘリテイジ(Parker's Heritage)製造販売
・ ウィリアムヘヴンヒル(William Heavenhill)製造販売
・ リッテンハウス(RittenHouse)製造販売
 
まだまだあるみたいですよ!!
 
 
 
 
 
■  テイスティングノート
 
香り立ちはバーボン特有の化学合成溶剤。
バニラ香と奥からハチミツの甘みが漂います。
強アルコールもありアタックは強めにでますね。
そのため12年バーボンの熟成具合はあまり感じません。
 
味わいは口当たりピリッとスパイシー。
ハチミツのような甘みは樽由来の渋みとともに複雑さをまといます。
ローストしたシュガートーストの焦げと甘み、それと同時にバーボンの熟成香が鼻を抜けていきます。
辛めのスパイスが中盤から押し寄せ余韻まで長く残ります。
濃い甘み成分が喉に残りフィニッシュ。
 
 
 
■ おわりに
 
このエヴァンウィリアムス12年は旧ボトルで、2022年1月にボトルデザインとラベルが変わったみたいですね。
しかし輸入元のバカルディジャパンのHPでは今現在も旧ボトルのまま商品紹介されてます。
なので味わいは全く変わって無いんじゃないでしょうか。
旧ボトルが終売となったときに買い占めが頻発したので、そのあおりを今も受け継いでいるのかネットでも店頭でも売り切れてしまうみたいです。
まあ確かにバーボンウイスキーが12年熟成101プルーフで4000円台の値段は超破格ですからね。
味わい深くコクも濃いめの長期熟成のバーボンなので売り切れはもともと人気だからという理由もあるのかもしれませんね。