LOCH LOMOND
10 YEARS OLD
SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
ー INCHMURRIN EXCLUSIVE CASK ー
1ST FILL LIMOUSIN OAK HOGSHEAD
UNPEATED・NATURAL COLOUR・CASK STRENGTH・NON-CHILL FILTERED
蒸溜年:2011年
瓶詰:2022年
産地:スコットランド
原料:モルト
容量:700ml
アルコール:64.2%
樽構成:1stフィルリムザンオーク
市場価格:700ml / 9800円
色:べっこう飴色
トップノート:4
アタック:5
香り:りんごコンポート、パイナップル、プラム、木材
味わい:カヌレ、ハチミツ、ペッパー、山椒
アルコール感:5
ピート感:1
総評:3.5 / 5
■ ロッホローモンド インチマリンについて
このロッホローモンドデカ文字現行ラベルの前は、ロッホローモンドが作る「インチマリン」というブランド名で販売されていたみたいです。
2021年に「ロッホローモンド インチマリン」と改称されました。
ブランド名からロッホローモンドの種類別ウイスキーになったみたいですね。
インチモーンも同じですね。
インチマリンはライトフルーティーで、インチモーンはピーテッドになります。
■ テイスティングノート
香り立ちはフルーティーさがありパインやリンゴのコンポート。
ドライにプラムの重めの香り。
樽の木材感。
とにかくアタックは強めで鼻を刺すほど。
味わいは口当たりは柔らかくファーストタッチはハチミツの甘み。
カヌレのような洋菓子の風味。
アタックは2陣で現れ、樽由来の痺れるスパイスが余韻まで長く残ります。
加水 総評4/5
カスクストレングスは64%ほどの強アルコールなので3mlの加水をします。
香りはアタックは多少抑えられ、ドライフルーツ、カヌレの香り。
樽のえぐみさが消えました。
味わいもアタックは抑えられ飲みやすく。カヌレの甘み、スパイシーさがより鮮明に清々しくピンクペッパーを噛み砕いたよう。若干のえぐみは覗いてくるが心地よい。
ハイボール 総評1/5
ハイボールではゴム感が強くなります。
あまり飲めたものではありません。
シングルモルトでハイボールは勿体無いですね。
■ おわりに
10年の若さか、カスクストレングスの強烈なアルコール感か、そのため熟成度合いは味わいでは測りかねます。
とにかく無加水はアルコールが強烈ですし、味わいの濃さはストレートで嗜む領域を超えています。
加水によりアタックが抑えられ、よりファーストフィルのリムザンオークの本領が図られました。
アルコールの強さが引けた分、スパイシーさが倍増するような飲みごたえになります。
しかしながらアルコールも60%を超えるウイスキーとなると飲み方がかなり難しいように思えます。
ウイスキーのストレートはアルコール45%以上55%未満がベストマッチなのかなと考察しています。
まだまだ勉強が必要ですね。
この「Y's cask」は、輸入元の都光のオリジナルブランドで同社が独自に買い付けを行い商品化させたものみたいですね。