※画像は公式ホームページから
 
KOMAGATAKE
ー駒ヶ岳ー
2021 EDITION
 
SINGLE MALT

JAPANESE WHISKY

 

NON CHILL-FILTERD

 
産地:日本
原料:モルト
容量:30ml
アルコール:48%
樽構成:バーボンバレル、シェリー樽
希望小売価格:700ml / 8360円
 
 
色:琥珀色
トップノート:3.5
アタック:3
香り:レーズン、ハチミツ、モルティ、クルミオイル
味わい:ハチミツ、モルティ、シェリー渋み、スパイス
アルコール感:3
ピート感:0
 
 
 
総評:3 / 5
 
 
 
■  テイスティングノート
 
香り立ちはエステリーで、ハチミツや麦芽の甘み。
プラムやレーズンのドライフルーツ香。
立ち消えは早いほうですが、グラスを温めスワリングをすれば、バニラの芳醇さが漂います。
奥から朝鮮漬けのような酸味も若干立ちますね。香りのバランスは良いほうです。
 
味わいは口当たり滑らかにファーストタッチは甘じょっぱい甘露飴の甘み。
樽由来のスパイスはペッパーのような刺激に、カルダモンのような清涼さ。
余韻には喉に長く残る甘みがなんとも甘美です。それらの酸味が口中に残りフィニッシュ。
 
 
 
■  シングルモルト駒ヶ岳2021の考察
 
非常に良くできたシングルモルトだなと感じました。
香りといい味わいといい、とても飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
しかし表面的にはバランスのいいウイスキーなので特徴が掴みにくい部分がありました。
シングルモルトとして特徴の区別化を模索するならば、香りに出た奥から若干漂う漬け物のような酸味感や、味わいに出た甘露飴のような特徴ある甘さを形成したウイスキーなのかなと思います。
 
マルス信州蒸留所の麦芽はイギリスのCrisp Malt社から仕入れていますが、シングルモルト駒ヶ岳は国内製造になってますね。