ARDBEG
AN OA
 
ISLAY SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
NON CHILL-FILTERED
 
産地:スコットランド アイラ島
原料:モルト
容量:100ml
アルコール:46.6%
樽構成:PXシェリー樽、焦がした新樽、1フィルバーボン樽、ギャザリングバット
希望小売価格:700ml / 7000円
 
 
色:べっこう色
トップノート:4
アタック:2
香り:ハチミツ、アーモンド、モルティ、たばこ、ヨード
味わい:ペッパー、ハチミツ、スモーキー
アルコール感:3
ピート感:4.5
 
 
 
総評:4
 
 
 
■ アードベッグ アン・オーについて
 
2017年10月に発売したアードベッグ アン・オーは、アイラ島の南に突き出たジ・オー半島のさらに南端にある「オー岬」から名付けられているそうです。
ここは南からの強い潮風が吹きすさぶ場所で、その影響で岩肌が丸くなってるみたいですね。
荒々しくも丸みを感じるそんなウイスキーに仕上げたのが「アン・オー」みたいで、2009年に登場したコリーヴレッカン以来、8~9年ぶりの新作みたいですね。
 
 
 
■  テイスティングノート
 
香り立ちはハチミツようの重めの甘み。
アーモンドか麦芽の芳醇な甘み立ち。
ヨード香とたばこの煙が同時に漂い全体を覆う。
熟成も相まってアタックは穏やか。
 
味わいは口当たり滑らかだが、ホワイトペッパーの鋭いスパイスにハチミツの甘い旨みが押し寄せるファーストタッチ。
たばこの余韻とハッキリした酸味ある甘さがなんともリッチテイスト。
余韻は「究極のアイラモルト」特有のスモークが口中に長く残ります。
 
 
 
■  アードベッグ  アン・オーの考察
 
旨みの観点からして「TEN」とは違う甘みがアンオーの特徴でしょう。
これには元穀物庫を『ギャザリングルーム』として改築し、そこで熟成させた原酒がこの味わいをもたらしているみたいですね。
熟成期間やタイプなどさまざまな樽をバッティングし馴染ませる試みで、フレンチオーク樽を主に使い『ギャザリングバット』として複雑なウイスキーを作り出しているみたいです。
さすがはアードベッグ。飲み進んでもぼやけることもなく、一口また一口と味わいを嗜むことの出来るウイスキーに仕上げていますね。
 
 
 
■ アン・オー購入録
 
このアン・オーは実を言うと昨年の1月にすでに入手していました。
閉店する酒屋さんがあると言うので行ってみたところ全品セールで4500円で買ったものです。
その時にテン、ウーガダール、コリーヴレッカン、アンオーと4本買ったので、開栓しているテンとコリーヴレッカンを飲み干したらウーガダールとアンオーを開栓しようと思ったんですね。
もともと30ミリの試飲でアードベッグは全種類テイスティングしていましたから、スモーキーウイスキー好きならこの4種は是非とも試飲してほしいですね👍️
 
昨年アンオーの日本終売が決定して並行輸入に変わったのを期に値段がつり上がりましたが、元来は希望小売価格は7000円らしいのでそれ前後なら適正価格と見ていいでしょうね。