※画像はサントリーHPから
AUCHENTOSHAN
AGED 12 YEARS
SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
産地:スコットランド ローランド地区
原料:モルト
容量:100ml
アルコール:40%
樽構成:バーボン樽
希望小売価格:700ml / 4000円
色:べっこう色
トップノート:4
アタック:3
香り:プラム、朝鮮漬け、バラ、トフィー
味わい:オイリー、ミルクチョコ、朝鮮漬け、スパイシー
アルコール感:3
ピート感:0
総評:3
■ オーヘントッシャンについて
公式ホームページによるとオーヘントッシャン蒸留所は、1823年にグリーノック出身のソーンというエンジニアによって創業されたとなっています。
1878年にC.H.カーティス社に買収され、1903年にジョージとジョン・マクラクランに買収されました。
1941年には第二次世界大戦でクライド川沿いの造船所が爆撃され、そのとばっちりで蒸留所と貯蔵倉庫も爆撃を受け壊滅状態になったみたいです。
1960年にJ&R TENNENTに買収。
1969年にイーディーケアンズ社に売却されシングルモルトを販売。
1984年にモリソンボウモアに売却。
1994年にモリソンボウモアをサントリーが買収し、オーヘントッシャンはサントリーに所有権が渡り現在に至ります。
■ テイスティングノート
香り立ちはプラムのような酸味。胡瓜の朝鮮漬けのような酸味。それらが立ち消えをしてからバラのようなフローラル香が立ってきます。
樽香のトフィー感が香ばしさとしてようやく甘みが立つ感じです。熟成も若いのでアタックは多少はあります。
味わいは口当たり若干のオイリーでファーストタッチはミルクチョコのような優しい甘み。香りに出ていた朝鮮漬けの酸味も味わいに出て、鼻にも香りとして抜けていきます。プラムのドライフルーツとも言えるかもしれません。
鼻に抜ける酸味の熟成香は12年という若さゆえかもしれませんし、それによりアルコールがまだ顔を出すので香り立ちを高めてるのかもしれません。
余韻まで酸味や辛味が残り、オイルに隠れた甘みが最後に現れフィニッシュします。
■ おーへんとっしゃんおとっしゃんの考察
非常に特徴ある酒質ですね。
朝鮮漬けの酸味感はどこで現れるのでしょうか?とても興味深いです。
そしてスコットランド人がこれらの味わいを好きだということが面白いです。もしかしたら、ぬか漬けとか梅干しとかいける口でしょうかね(笑)
※画像は菅野漬物食品から
福島県人なら一度は食したことがあるであろう、菅野漬物食品タマゴヤの「朝鮮漬」。
これ本当においしいんですよ。
んで、オーヘントッシャン12年の酸味香はまさにこれなんです。
トッシャンフリークに是非一度ご賞味して頂きたいですね。