本日は修行の地、山形は出羽三山を巡りたいと思います。

正直ほとんど信仰心がない自分ですが、悠久の時の流れ、時は流れても変わらず続く人の祈りに想いを馳せながら「時」を感じるのが好きなので、神社仏閣巡りは安寧の行いだと思っています。

 

 

 

やって来たのは出羽三山「羽黒山、月山、湯殿山」の羽黒山三神合祭殿こと「出羽神社、月山神社、湯殿山神社」です。

2446段の石段を登らず、現代魔法の自動車というチートで上がってきました。

 

 

お堂の中は参拝者が過ごしやすく旅館のような玄関ですね。

ゆっくり出来るのはありがたいですよね。

左に行けば三神合祭殿になってます。

 

御祭神は以下

・月山神社「月読命(つきよみのみこと)」

・出羽神社「伊氏波神(いではのかみ)、稲倉魂命(うかのみたのみこと)」

・湯殿山神社「大山祇命(おおやまつみのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)」

 

三神が合祭された理由は月山と湯殿山は冬季山頂に行けないためらしいです。

なので一番低い羽黒山の出羽神社に出羽三山として神殿が造られたわけですね。

 

 

 

参拝ルートはぐちゃぐちゃなんですが、羽黒山で参拝後に下りてきてから国宝の五重塔を拝観しました。

 

 

 

おおー!なんだこれー!!

森の中になんでこんな大層な五重塔を建てようと思ったんだ!!

人智は人智を超える!!

まじで杉林から見た瞬間、心がビリビリしました。

 

 

逆光だったのでフィルターかけてます。

壮観です。

修行の地だから色が無いんでしょうかね。

床下ありますね。

地面接地じゃないんですね。

これで地震に耐えるとか重心どうなってるんでしょうか。

 

 

建立が931年から938年となっています。

平安時代は794年から1185年なので、平安中期に建てられたってことでしょうかね。

建立者はあの「平将門」みたいですね。没年は940年です。

皇居大手門のチョイ先にある移築不可能な慰霊碑「将門塚」でおなじみですね。

 

国宝指定が昭和41年って遅くないですか?

とは言っても五重塔にしてみれば国宝とかどうでもいいんですが。

屋根は杮葺き(こけらぶき)ですよ!!

そりゃ貴重だわな。

 

 

杮葺きのパゴダルーフの反り具合は見ていて息を呑む美しさですね。

 

 

目があらへんやん。

 

 

はいどうぞ。

 

 

擬人化は日本人の美徳ですよね。

「お地蔵さん、頭に雪が積もるでしょう」

「お地蔵さん、お山の冬は寒かろうに」

背景にあるのは『真心』ですよね。

 

 

また来ますね。