※画像はMALT.COMから
 

CAOL ILA

AGED 12 YEARS
 
ISLAY SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
産地:スコットランド アイラ島
原料:モルト
容量:50ml
アルコール:43%
樽構成:バーボン樽
市場価格:700ml / 4980円
 
 
色:薄金色
トップノート:5
アタック:3
香り:スモーキー、ハチミツ、潮気、トフィー
味わい:スモーキー、ハチミツ、ホワイトペッパー
アルコール感:3
ピート感:4
 
 
 
総評:3.7
 
 
 
■ カリラ蒸留所について
 
カリラ蒸留所は1846年にヘクター・ヘンダーソン氏により創業されました。
地図を見ると分かるように蒸留所はアイラ島の北部東海岸沿いに位置し、対岸にはジュラ島があります。
カリラとはゲール語で所在地どおりのアイラ海峡を意味するようですよ。
 
年間製造量は365万リットルのアイラ最大生産量を誇りますが、シングルモルトとしてリリースされるのは5%ほどだそうです。
原酒のほとんどはジョニーウォーカーやJ&Bのキーモルトとして使用されるみたいですね。
 
1972年に蒸留所は解体されたものの2年後に再建されています。
その時に大麦麦芽をポートエレンに変えたことで味が変わったと言われていますね。
なので現在のカリラ蒸留所の創業は1974年ということでしょう。
 

 
 
 
■  テイスティングノート
 
香り立ちは強めのスモークに、海の潮気が漂い全体的にドライな芳香でスモーキーウイスキーのそれとも言えます。そして奥にはハチミツようの甘みが立ってきます。
微かに樽の香ばしいトフィーさが円やかに香ります。
アルコールが43%なので、そのうちスモーキーさも和らぎますが、立ち消えるほどでもなく長い芳香が楽しめますね。
 
味わいは口当たり若干の辛味立ちで中程度のスモーキーさが鼻を抜けます。そしてハチミツようの優しい甘みが潮っけある辛味とともに味わえます。
余韻にホワイトペッパーのような刺激が口中を程よく長く痺れる余韻へと誘います。
 
 
 
■ カリラ12年について
 
カリラ12年は2002年に同蒸留所のエントリー商品として販売されたみたいです。
リフィルバーボン樽熟成原酒を使用しているということで、スパイスも円やかになり芳香の香り立ちの長さが特徴でしょう。シェリー樽だとこう芳香の立ちと甘みの味わいとはいきませんからね。
一口一口がこれらハッキリとした味わいを楽しめるため、満足感の高いスモーキーウイスキーだと思いました。