GLENCADAM
AGED 10 YEARS
 
HIGHLAND SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
UNCHILL-FILTERED
NO ADDED COLOURING
 
 
産地:スコットランド ハイランド地区
原料:モルト
容量:30ml
アルコール:46%
樽構成:バーボン樽
希望小売価格:700ml / 4300円
 
 
色:薄金色
トップノート:2.5
アタック:1.5
香り:麦草、ハチミツ、バニラ、バーボン
味わい:ハチミツ、ホワイトクリーム、生姜、ホワイトペッパー、オイリー
アルコール感:2
ピート感:3
 
 
 
総評:3.5
 
 
 
■ グレンカダム蒸留所について
 
グレンカダムはバランタインのキーモルトとして有名な原酒のひとつです。グレンカダム蒸留所は1825年に創業。創業者はジョージクーパー氏。
キーモルトに選ばれたのは1959年のことで、その5年前にハイラムウォーカー社に買収されたことがきっかけになります。
2000年には世界的にウイスキーの不人気が拍車をかけ蒸留所は閉鎖されたみたいですね。
しかし2003年にボトラーズブランドのアンガスダンディ社が買い取ってくれて今に至る経緯になります。
 

 
 
 
■  テイスティングノート
 
香り立ちは麦草のようなドライ感。ハチミツようの甘みにバニラアイスの甘みが奥から漂います。この全体的なドライな風味はバーボンカスクゆえと思いました。熟成も相まってアタックは和らいでますし、それによる香り立ちも薄めかなと思います。
 
味わいは口当たり滑らかにファーストタッチはハチミツの甘みがオイリー質と混じって、焼き菓子に塗るホワイトクリームのような味と舌触り。なかなか特徴的な酒質だと思いました。
アルコール感はさほどないのに、スパイシーさが強めに感じます。生姜のような喉を温めるスパイスと、余韻にホワイトペッパーのようなスカッとした辛味が引き立ってます。
 
 
 
■  グレンカダムの考察
 
グレンカダムは「酒のやまや」に入り浸って覚えたウイスキーブランドで、いわゆる「ジャケ買い」は出来ませんでした😅
皆さんもまあお察しは付きますよね💦
どんな味か気になるけど、別に知らなくてもいいかなって感じで、もし『アラン』のようなおしゃんティなボトルなら「ジャケ買い」したと思います。
まさにウイスキーミーハーな振る舞いです笑
 
 
 
■  グレンカダム10年の考察
 
アルコールが46%という加水をあまりしなかったのは、香り立ちが弱めで味わいも若干薄かったためでしょうか。しかしベースの酒質は変わらないので、テイスティングで得た原酒の特色は薄めでも分かると思います。
日本の新興ウイスキー類と違い、樽のブレンドの丁寧さはやはり雲泥の差なのかなと思います。