会津ころり三観音という三社参りがあるんですが、その三社には「抱きつき柱」というものがあって、その柱に抱きつくと天命尽きる時に長々と苦しまずに「ころり」と逝けるというご利益があるんですね。
これは自分のみならず、人の身に付けていたものを持って一緒に抱きつくことで、病床に伏せてる人の分までご利益があると言われています。
そこで寝たきりの祖母のために三観音参りを以前したので、今回はそのお礼参りに来ました。
祖母は6年間寝たきりでしたけど、お参りした自分にとっても何かやったぞというその意味はあったのかなと思ってます。
実際に何か特殊なことが起きなくても、何かしてあげたい気持ちは色々と湧き起こるものですよね。
まずは、西会津町野沢にある「如法寺(鳥追観音)」に来ました。山あいにあるお寺です。もともと霊場として平安時代の807年に開創されてるみたいですね。
抱きつき柱はお寺の中にあります。
奥ゆかしい造りですね。
お次は、会津坂下町塔寺にある「恵隆寺(立木千手観音)」です。お堂の中には一本木では日本最大となる7.4メートルの千手観音像があるので有料観覧になります。そして千手観音像の周りには180センチの二十八体の立像が取り囲んでいます。その荘厳さは見るものを圧倒します。
ご本尊は808年の平安時代に造られました。国宝でも良いくらいですよね。
抱きつき柱は外にあります。茅葺き屋根というのも珍しいですね。
お次は、会津美里町米田にある「弘安寺(中田観音)」になります。鎌倉時代の1279年に建立。
野口英世の母親が英世の手の火傷の回復祈願に何度も訪れたことで有名らしいです。甲斐甲斐しい母親ですよね。親は子を思うべきのあるべき姿ですね。
抱きつき柱は外にあります。
最後に三観音ではありませんが、柳津町にある「福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺」に来ました。虚空蔵菩薩の中ではかなり有名なお寺ですね。日本三虚空蔵の一つになってますね。
ご本尊はあの空海が作ったとされる虚空蔵菩薩が祀られています。807年に建立されたみたいですね。
イヴォッチがこっち見てますね。
満子ちゃんがこっち見てますね。
境内はかなり大きいです。
お堂の中も広々としてます。
霊験あらたかな旅でした。