※画像は公式HPから
TOMINTOUL
THE GENTLE DRAM
AGED 10 YEARS
SPEYSIDE GLENLIVET
SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
産地:スコットランド スペイサイド
原料:モルト
容量:50ml
アルコール:40%
樽構成:バーボン樽
市場価格:700ml / 4400円
色:金色
トップノート:3
アタック:3
香り:あんず、パイン、麦芽、ワイニー、レザー、スモーク
味わい:オイリー、シルキー、ホワイトオーク、スパイシー、レザー
アルコール感:2
ピート感:2
総評:1.5
■ トミントール蒸留所について
トミントール蒸留所は1964年にトミントール村に創設された蒸留所です。
スコットランドで2番目に高いベン・マクドゥイ山の麓、グレンリベット地区に位置しています。
近くにはグレンリベット蒸留所やタムナヴーリン蒸留所がありますね。
この地に建てた理由としては湧き水が関係しています。
純水であるバラントルアン泉を見つけるまで一年を要したみたいですね。
トミントールは主に「ホワイト&マッカイ」のキーモルトとしてブレンデッドウイスキーに使用され、ノンピートでかなり軽いウイスキーとして評されているみたいです。なので初心者向けにはうってつけの入門的なウイスキーなんでしょうね。
トミントールでは10、14、16、21、33、1976yoがラインナップされ全てホワイトオーク材のバーボン樽で熟成されているみたいです。
トミントールでは別ブランドとしてヘビーピートタイプのウイスキー「オールド・バラントルアン」シリーズも販売しています。
■ テイスティングノート
香り立ちは香味高くフルーティーで、パインやあんずのような酸味系に麦芽の甘みで全体をまとめている印象です。
蒸留過程で出現するフェインツはレザーのようなドライさにピートが奥から見えます。
ブーケのようないい香り立ちですね。
味わいはオイリーでシルキーな酒質。
そのため甘みはオイリー質に隠れぎみで感じにくいのかなと思います。
酸性質な酒質でスパイスが味わいのど真ん中に感じられ、脇からホワイトオーク材のえぐみが嫌味として表れます。
余韻はホワイトオークのスパイシーさと温かみで長くフィニッシュします。
■ トミントールの考察
香りは満点ですが、味わいに苦手なホワイトオークのえぐみが表れるなど、ブレンドへの疑念が多少生じました。
飲み方にも少し気を付けるべきかなと思いまして、開栓時の苦手な香味はグレンフィディック12年、メーカーズマーク、フェイマスグラウスで体験済みです。
それらは初め不味い烙印を押しましたが、日が経ってくるにつれその嫌味は和らぎました。
そのため考えたのは、小瓶は50ミリあるので、初めての開栓は20ミリをテイスティングし、2週間以上経って残りの30ミリをリテイスティングしようかなと思いました。
けっこう久しぶりにホワイトオーク材のえぐみを味わいましたが、16年と25年は心してテイスティングしようかと思います。
■ トミントールの購入録
酒のやまや会津店に訪れたときに、このトミントールのミニボトルセットが大量に置かれていたんですけど、まあー、液面が不揃いなんですよ。びっくりするくらい。
けっこう厳選して選んだんですけど、お店のPOPには「液面が不揃いですが、瓶の精度によるもので、中身の量は一緒です」的な注意書きがあるほどでした。
見て分かるように未開栓でこの状態です(笑)
瓶底を見ると10年のほうが底上げされてる感がありますが。
25年は多すぎない?
瓶の製作って鋳型に吹き付けてかたどるんですよね。
外形は合ってても内部は不統一になっちゃうんですね。知らんけど。
ちなみに3本で2980円でした。結構良心的ですよね。