白河 ヴァイツェン
SHIRAKAWA WEIZEN
 
熟成生(無ろ過)
麦芽使用率50%以上
 
品目:発泡酒
産地:日本  福島県西郷村
原料:麦芽(ドイツ製造)、麦汁(西郷村製造)、ホップ(ドイツ製造)、酵母
製造:ハイランドポート ブルワリー  大谷辰夫さん
アルコール:5%
容量:330ml
販売価格:700円
 
 
 
■ ヴァイツェンビールについて
 
ヴァイツェンビールは所謂「白ビール」のことみたいですね。
14世紀ごろにドイツで生まれて以降、今日まで飲み親しまれているエール系ビールみたいですね。
ヴァイツェンとはドイツ語で小麦というようです。
なのでビールでお馴染みの大麦麦芽の使用ではなく、ヴァイツェンは小麦麦芽が原料になります。これを踏まえて白河ヴァイツェンのラベルに書かれている麦芽使用率50%以上というのは小麦のことかなと思います。
ろ過せず白濁なのもヴァイツェンビールの特徴で、これは小麦に多分に含まれているたんぱく質によるものみたいです。
ちなみにろ過したものは「クリスタルヴァイツェン」というそうです。
ヴァイツェンビールはラガー系に比べ、フルーティーな香りで苦みなくクリーミーな飲み口が特徴のビールになります。
 
 
 
■  テイスティングノート
 
色:濁り麦色
トップノート:3.5
アタック:1
香り:ホップの酸味、日本酒酵母、焼き鯖の皮
味わい:微炭酸、発酵酸
アルコール感:1
酸味感:4.5
 
 
香りは酵母の発酵した辛口和酒の香りだち。
香りの逃げはなくいつまでも立ち上り、麦などホップの強い酸味が立ち込めます。焼き鯖の皮の酸味。奥に麦芽の甘み。
 
味わいは微炭酸の喉ごしですが、酸味感が強めで、日本酒的な発酵感があり、日本酒の甘みは全く無いが、ビールとも言えないシャープな味わいがあります。アルコールの強みはさほど感じません。後味の苦味も全くなく、どちらかといえば薄口の酸味でさっぱりと飲み干せる感じでしょうかね。
 
IPAビールやラガービールにある苦味は無く、甘い喉ごしも無い。
ドライよりはスッキリ。
やっぱり飲み方はビンのまま、ラッパ飲みがおすすめです。
瓶の口から飲む時に流れ込む空気と混じりあう味わいが、酸味の和らぎをもたらすのかもしれませんね。