SPEYBURN
AGED 10 YEARS
SPEYSIDE SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
産地:スコットランド スペイサイド
原料:モルト
容量:50ml
アルコール:40%
希望小売価格:50ml / 750円、700ml / 3,850円
総評:3.5
色:黄金色
トップノート:4
アタック:3.5
香り:エステリー、白ワイン香、マンゴー、巨峰、黄桃、ミルクチョコ
味わい:シルキー、オイリー、きゅうり、スパイシー、りんご、シャルドネ
アルコール感:3
ピート感:3
■ スペイバーン50ml購入録
イオンリカーは心の拠り所 





イオンに行ったら万人寄らないわけには行きません。
義務です。
え?
違う?
細かいことは無しにして。
イオンリカーで50mlウイスキーがあれば、試し飲みをするのが大人の嗜みですよね。
以前から酒のやまやで気になってた少しお高いけどボトルデザイン的にこれうまいの?感がある「スペイバーン」を有り難く購入した次第です。
スペイバーンさん、小瓶出してくれて有難うございます

ではでは「スペイバーン」劇場の始まり始まり~。
■ スペイバーン蒸留所について
スペイバーン蒸留所は1897年にジョン・ホプキンス氏により設立されました。
蒸留所の場所はマレイ州ロセス町のスペイ川の支流であるグランティバーン川のほとりに建てられています。
スペイ川はサーモンフィッシングで有名なのでボトルデザインに「上り鮭」が描かれているみたいですね。
現在は「インバーハウス ディスティラリーズ」グループが所有する蒸留所の一つになっています。
当該グループは他にも有名な蒸留所を所有しており、オールドプルトニー蒸留所、ノックドゥ蒸留所(アンノック)、バルブレア蒸留所、バルメナック蒸留所というそうそうたるメンツです。
インバーハウスといえば安価なブレンデッドウイスキーで有名だと思いますが、もちろんキーモルトにはスペイバーン、ノックドゥ、バルブレアの各原酒がブレンドされているみたいです。
飲んだことはないですが、すっきりクリアな飲み口のウイスキーみたいですね。
今度飲んでみよー

■ ロセス町について
ロセス町は人口1300人程度の小さな町で、スペイバーン蒸留所、グレングラント蒸留所、グレンロセス蒸留所、グレンスペイ蒸留所の4か所の蒸留所があります。
グレングラントの第2の蒸留所でキャパドニック蒸留所もあったらしいのですが、2010年に閉業したみたいです。一応熟成樽は保管されているらしいので、ボトラーズウイスキーとかで販売されてるみたいですね。
グレンスペイ蒸留所は公式ボトルは無く、有名なブレンデッドウイスキー「J&B」のキーモルトみたいです。
■ テイスティングノート
グラスに注いだ直後から芳醇な香りが溢れだしてきます。白ワインの熟成香かフレグランス的でエステリーです。
香りの立ち消えもあまりなく、スメルテイスティングは長く出来ます。
香味が複雑すぎてあれこれ考えてしまいますが、フルーティーに漂う甘みはマンゴーか黄桃か、はたまた巨峰か。
甘みにはミルクチョコのような安心感もあります。
味わいは口当たり滑らかでオイリーな酒質。
一口目きゅうりのような水感あるウリ系の甘み。
白胡椒のようなスパイシーさがサーッと押し寄せます。
全体的に優しい甘みに暖かみのある酒質、スカッとしたスパイスが鼻に抜け、チョコやシュガーシロップの甘みが余韻として長く残ります。
これ、狙ってこの香りと味わいだとしたらブレンダーの感性はセンスの塊ですね。
そして、これこそが「スペイバーン」の基本的な酒質ならば、熟成に係る風土の恩恵は計り知れないモノだなと感動すらします。
アルコール40%で徹頭徹尾この仕上げようは、フルボトルを買えってことです。
まあ買いやす。
追記