BALLANTINE
FINEST
BLENDED SCOTCH WHISKY
 
産地:スコットランド
原料:モルト、グレーン
容量:700ml
アルコール:40%
希望小売価格:1390円
 
 
総評:3.5
 
 
色:黄金色
トップノート:3
アタック:3
香り:バニラ香、ネーブルオレンジ、トフィー
味わい:バニラアイスクリーム、ピーティー、モルティ、スパイシー
アルコール感:3
ピート感:3
 
 
 
■  Speaking of Scotch, BALLANTINE
 
ブレンデッドウイスキーの雄であり〈ザ・スコッチ〉の異名を持つバランタイン。
そのバランタインが1910年に満を持して発売したのが、この「バランタイン ファイネスト」みたいですね。
このボトルだけでざっと110年の歴史を歩んでいるんですね。
 
マスターブレンダーであるジョージバランタインが求めたのは、シングルモルトを超えた究極のブレンデッドウイスキーだったみたいです。
そのためブレンドするモルト原酒は40種類以上にものぼり「甘味、苦味、塩味、酸味、辛味」の全てを感じる究極完全体のウイスキーを造り上げたんですね。
 
それがスーパーなどで1000円そこらで売ってるんですから、それを買って飲まずに皆さん何飲んでるんですか?ええ!?
 
 
 
■  バランタインについて
 
バランタインには紋章が誇らしげに描かれています。
これはスコットランド政府の紋章院から公認を受けた証らしいですね。
そこにチャーミングな[ 大麦の束、原水の川、蒸留機、樽 ]の模様が施してあります。
 
 
そして足元には国花であるアザミの花が咲き、[ Amicus Humani Generis ]の文字が記されています。
よく分かりませんが、『ウイスキーうまいべ』的な文句が謳われてるのでしょうね。ふむふむ。
サントリーのホームページで調べたら、ラテン語で「全人類の友」と訳すようです。
まあだいたい合ってましたねー。ん?何か?
そのサントリーのホームページはバランタインについてバランタインの執務室より詳しいんじゃね?ってくらいこと細かく書かれてるのでそこを見れば良い感じっすねー。ん?何か?
 
 
 
■  テイスティングノート
 
香りはバニラの甘みにネーブルオレンジの酸味感が全体を占め、トフィー感のある樽香で本締め。
香り立ちはやや弱めでアルコール感があります。
味わいは口当たり滑らかで、優しいバニラアイスの甘みにピート感がピリッと押し寄せてきます。
また、粉っぽさのあるモルトの甘みに樽の熟成香ある芳ばしさとスパイシーさが長く続きます。
余韻はメロウなアルコールの抜け感を感じました。
 
開栓からかなり日が経っていますので円やかになってる感は否めません。
それにより明らかに美味しさが増してますし、コクや風味のバランスはノンエイジだと思えないくらい満足感があると思います。
ブレンデッドウイスキーの入り口は、本家であるスコッチ「バランタインファイネスト」からオススメいたします。
■  閑話休題 “ゴッドファーザー”
 
アマレットを買ったので飲んでみたかったカクテル「ゴッドファーザー」を作ってみました。
ベースウイスキーはスコッチみたいなので、バランタインファイネストで作ってみましょう。
 

 

 
 
『 基本のカクテル手帖 』によるとレシピは
 
ウイスキー:45ml
アマレット:15ml
 

 
です!簡単ですね!
 
 
アマレットのアルコールは28%なので度数が37%に落ちるみたいですね。
 
 

 
香りはアマレットのあんずが全部支配してます!まるでモンゴル帝国のようです!!
 
アマレットはアルコールが28%でシロップのような酒質なので、カクテルにするとウイスキーの高アルコールの辛味は一切ありません。梅酒みたいな感じです。
 
 
てかウイスキーどこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?
 
 
蒸留酒のウイスキーだと果実酒のリキュールには負けてしまうんですね。
そんな味わいですが、余韻は奥にウイスキーのアルコールが確かに抜ける感じはします。
 
アルコール度数が示す通り、ウイスキーをストレートで飲むよりも酔いが回らない感じがしますね。
 
 
 
■  おわりに
 
『ゴッドファーザー』
 
名作映画が生んだこのカクテルは、リキュールの濃密な甘さから、ウイスキーのドライなキレ味でフィニッシュする、終始柔和かつ本質はドライな、まさに「マフィア」を体現した恐ろしいお酒なんだと実感しました((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  ヽ(;゚;Д;゚;; )しょんべんジャーーッ