DEWAR'S
AGED 8 YEARS
ILEGAL
SMOOTH
BLENDED SCOTCH WHISKY
 
産地:スコットランド パース
原料:モルト、グレーン
容量:700ml
アルコール:40%
希望小売価格:2200円
 
 
総評:3
 
 
色:金色
トップノート:3
アタック:1.5
香り:エステリー、白ワイン、古樽
 味わい:滑らか、キャラメル、ピート
アルコール感:1.5
ピート感:1.5
 
 
 
■  デュワーズについて
 
1846年にスコットランドで創業したデュワーズは、ジョン・デュワーが興しました。
会社は二人の息子のジョン・アレクサンダー・デュワーとトミー・デュワーに受け継がれさらに世界的な人気と名声を得ました。
「セルティックノット(Celtic Knot)」で構成されたデュワーズの企業マークは、その3人の頭文字である「D」を模したデザインみたいです。
 
*画像は公式twitterから
 
セルティックノットとは、訳すと「ケルトの結び目」と言われるもので、ケルト民族伝統の模様です。
始まりも終わりもない無限ループで構成されていて「永遠」という概念がケルト文明の起源から今に至るみたいですね。
色んな模様があり、かなりカッコいいのでぜひググってみてください。
 
 
 
■  デュワーズ8年の仕上がり
 
さてこのデュワーズ8年カスクシリーズは、
  • ラムカスクの「カリビアン」
  • メスカルカスクの「イリーガル」
  • ポートワインカスクの「ポーチュギース」
  • ミズナラカスクの「ジャパニーズ」
  • アップルスピリッツカスクの「フレンチ」
の全5種類になっています。
 
日本では現在カリビアンとイリーガルが正規販売されていますね。
私としてはジャパニーズとフレンチが気になるところです。
 
 
 
■  ダブルエイジ製法
 
デュワーズはアバフェルディをキーモルトに「ダブルエイジ製法」というこだわりがあり、モルト原酒とグレーン原酒それぞれをヴァッティングしそれぞれを樽熟成、そしてそれらをブレンド後にまた樽に詰め熟成を施します。
2段階の樽熟成を経ることで、デュワーズ特有の飲み口の「スムース」さが得られるらしいですね。
 
デュワーズの主要キーモルトは5種類です。
 
 
  • アバフェルディ蒸留所(中央ハイランド)
  • ロイヤルブラックラ蒸留所(ハイランド)
  • マクダフ蒸留所(ハイランド)
  • オルトモア蒸留所(スペイサイド)
  • クライゲラキ蒸留所(スペイサイド)
アバフェルディ蒸留所はデュワーズが創設した蒸留所で、デュワーズは個々でブレンドされています。
 
 
 
■  テイスティングノート
 
香りはブレンデットウイスキーの円熟した複雑な樽由来のくぐもった古樽感がします。
白ワインかフルーツ酸の複雑な華やかさ。
味わいは口当たりその名の通りスムースでシルキー。
キャラメルの淡い甘さにスパイシーさが覗きます。
ややコクの物足りなさを感じますが、余韻はピーティーでスモークの甘みが喉ごしに残る感じです。
 
8年という若いウイスキーですが、ブレンデッドスコッチウイスキーの雄であるこれぞデュワーズの真髄たる仕上がりであると言えます。