※画像は公式HPから
 
HIGHLAND PARK
12 YEARS OLD
VIKING HONOUR
 
産地:スコットランド アイランズ
原料:モルト
容量:30ml
アルコール:40%
市場価格:700ml / 3800円
 
 
総評:2.5
 
 
色:琥珀色
トップノート:3
アタック:2
香り:バーボン樽香、モルトの甘い香り、粉っぽい麦芽香
味わい:モルトの甘みとアルコールが絶妙なバランスで配合、ソフトボディ、よくあるウイスキー
アルコール感3
ピート感1
 
 
 
■ ハイランドパーク蒸留所について
 
ハイランドパークはスコットランドの周りに400ほどある島々のアイランズの一つで、北部のオークニー諸島にある蒸留所です。
 
 
 
 
 
■ ヴァイキング文化のなごり
 
ヴァイキング文化があるらしくそれを反映したマーケティングがボトルデザインに見てとれます。海賊と言えば特大ジョッキでビールのイメージがありますが、ウイスキーでちびちびとしっぽりおセンチになったりしてたんですかね?
サブタイトルのヴァイキングオナーとは直訳で「ヴァイキングの名誉」で、伝統文化のリスペクトから来るものでしょうね。
 
 
 
■ ハイランドパーク12年の考察
 
ハイランドパーク蒸留所では今では数少ない大麦発芽製法の一つ、フロアモルティングを行っているらしいです。
普通は大麦業者に工程一括で頼むらしいですが、フロアモルティングは床一面に大麦を敷いて発芽を促す非常に手間のかかる作業みたいですね。
フロアモルティングといえば、キャンベルタウンのスプリングバンク蒸留所が有名ですよね。
この作業により酒質からフルーティーな香水質に化けるらしいのですが、スプリングバンクに比べてハイランドパークではその甲斐があるのかな?と感じました。
さらに麦芽の乾燥にもピートを焚いて行ってるらしいのですが、このハイランドパーク12年ではスモーキーさもピーティーさもさほど感じることは出来ませんでした。
ましてやオロロソシェリーで2年間シーズニングをしたこだわりのシェリー樽にて熟成をかけるらしいのですが、そこも残念ながらこだわりを探し出すことは出来ませんでした。
シングルモルトでありながらアルコール40%まで加水され、ブレンデットウイスキーのようなソフトボディな酒質でアルコールの辛味を無くしたきらいがあるのかなと推測しました。
しかしアマゾンのクチコミではとても人気がある銘柄なので、また量り売りを買ってリベンジしてみようかなと思います。