*画像は Whisk-e Ltd.ホームページから
 
KILChOMAN
MACHIR BAY
ISLAY SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
NON CHILL-FILTERED / NATURAL COLOUR
 
産地:スコットランド アイラ島
原料:モルト
容量:30ml
アルコール:46%
樽構成:バーボン樽、シェリー樽
希望小売価格:700ml / 5610円
 
 
総評:3.7
 
 
色:薄金色
トップノート:4
アタック:3
香り:焚き火の煙、力強いピート、磯の香り、沸き上がるアルコール臭
味わい:鼻に抜ける甘いモルト香とスモーク、バニラ香、パインや果実の濃厚な甘み、余韻に強いタバコ臭が長め
アルコール感:3
ピート感:5
 
 
 
■ キルホーマン蒸留所について
 
キルホーマン蒸留所は2005年に創業したクラフト蒸留所になります。
アイラに9つある蒸留所の内、8番目に登録されました。
創業者はアンソニーウィリス氏。
キルホーマンはゲール語で『ホーマン教会』の意味みたいですね。
 
 
アイラ島で唯一原料からボトリングまでを島内で完結できる蒸留所になります。
その証にキルホーマンのシンボルマークに「アイラで唯一」を示す『ユニークリィ・アイラ』の英表記が誇らしげに入ります。
 
 
シンボルマークの「ケルト文様」とは、一筆書きで、始まりも終わりもない事を意味する、
輪廻転生などの思想も含んだデザインが特徴です。
日本の家紋みたいでカッコいいですよね。
これは太古の日本の縄文土器などにも見られるように、人間が思い描く「永遠」という真理なのかもしれませんね。
 
 
■キルホーマン・マキヤーベイの考察
 
ピート感やスモーキーさはアイラウイスキーの十八番であり、世界に通ずる認識ですが、ことキルホーマン・マキヤーベイはそこから一捻りフルーティーな概念をねじ込んできた逸品だと思います。
ピートを表す数値のフェノール値は50ppmでヘビーピートであることが分かります。
樽構成は3~5年熟成のモルト原酒のバッティングと若いですが、濃厚な甘さはよくあるモルティなものではなく、パイン系のフルーツを思わせる上質な甘みに転換出来ていると感じました。
これはシェリー樽の絶妙なブレンド加減がなせる業だと思われます。
なるほど2012年のIWSCでは見事金賞を受賞していて、ウイスキー界のレジェンドである「ジム・マレー  ウイスキーバイブル」では94点の高得点を叩き出しています。
これはボトル購入決定ですね。
 

 

 

 

 追記

 

やまやに寄ってキルホーマン買ってきましたよー。

4980円でした。箱は置いてきました。

 

若いのに美味しいってやっぱり風土でしょうね。

スコッチは水源と風土にこだわってますから、美味しいウイスキーを造るのにはそれが欠かせないという証明でしょうね。

スピリッツを樽詰めすればいいだろうでは味わいに相当差が出るんだなと思います。

マキーヤベイは開栓後、結構置いておくとまろみが増すと思います。