ARRAN
10 YEARS OLD
SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
 
NON CHILL-FILTERED
NATURAL COLOUR
 
産地:スコットランド  アイル島
原料:モルト
容量:700ml
アルコール:46%
樽構成:1st.フィルバーボン樽、シェリーホッグスヘッド
希望小売価格:4700円
 
 
総評:4.5
 
 
色:琥珀色
トップノート:4
アタック:3.5
香り:モルティ、リコリス、ジンジャー、アプリコット、ナッツオイル
味わい:シルキー、バニラ、蜂蜜、シュガーシロップ、苦味とスパイシー、パイン
アルコール感:3
ピート感:4
 
 
 
■ アイル・オブ・アラン蒸留所について
 
シーバスリーガル社などの代表取締を務めあげたハロルド・カリー氏は、1995年にアラン島の北部に蒸留所を創設。
アラン島では密造酒の製造を止めて以来、160年ぶりにウイスキーがそれも本格ウイスキーが製造されることになったんですね。
2000人から融資を募り債券としてブレンデッドウイスキー5ケース、シングルモルト5ケースが進呈されたみたいです。
2015年には18年モノがリリース。
小さいポットスチル2基で年間生産量は75万リットルでしたが、
2017年にさらに2基増設し120万リットルまで生産量を上げています。
2019年にボトルデザインを現行品へと刷新。日本へは2020年初頭分から販売しています。
 
 
2019年にかつて南部にあったラッグ蒸留所を再建し、姉妹蒸留所として稼働させています。
 
 
このアランの新ラベルのシンボルマークはアラン島を象り、2羽のワシとポットスチルが描かれています。
このワシのモチーフはアラン蒸留所の裏山に現在も生息している守り神みたいなものらしいですよ。
しかしこのワシ保全のお陰で蒸留所建設が度々ストップしたこともあったそうです。
カッコいいシンボルマークですよね。
 
 
■ テイスティングノート
 
香りは麦芽の甘みとリコリスジンジャーの爽やかさ。アプリコットに通ずる酸味感ですね。
味わいは口当たり滑らかで蜂蜜のコクとシュガーシロップの濃厚な甘み。
胡椒のようにスパイシーでパインフルーツようの酸味の余韻が長く続きます。ミディアムボディながら濃厚でパンチある酒質が人気の秘訣だと思います。
 
 
■ アランウイスキーの考察
 
今回ボトルデザイン良し前評判良しのアラン10年を飲んでみましたが、かなり満足感は高かったです。
濃厚な甘美あるバーボンカスクに、リコリスやフルーツ酸のシェリーカスク。この定番カスクによる分かりやすい味わいのはずですが、アランともなるとガラッと個性として様相が変わるのはやっぱりブレンダーによるものなのかなと想像しています。
*画像はウィスク・イー プレスリリースから
 
アランのラインナップではほとんどが評判が良く、シェリーカスクやアラン18年などはかなり人気があります。
全部飲んでみたいですけどね。
シェリーカスクと18年は店頭からすでに無くなってるみたいですね汗