アークテリクスを購入するにあたって、ブランドの見てくれも大事だが、そもそも衣類における高機能性は特殊な環境で求めるからこそ「アークテリクス」なのではないか。
オークションサイトではもちろんアークテリクスが出品されている。
色んな出品物を見ても、汚れやヤレ、ほつれなど無い。
説明文には「街で3回着ました」とのこと。
そんなコメントの出品物が多い。
ゴアテックスの場合、「街ではオーバースペックでした」とのこと。
悪く言えば晴れの日に地上で「ビニール合羽」に近いものを着てるほうがそもそもおかしい。
一番薄いアークテリクスベータSL(このモデルに2018年6月現時点で偽物はまだない)でもオーバーだ。
どういうことかというと、ブランドの見てくれのみを求めてる証拠だろう。
ゴアテックスをアウトドアでは着用せず街着スタイルが多いのだ。
晴れた日の街着モデルは「スコーミッシュ」などの商品が適当なものがあるにもかかわらずだ。
なぜアークテリクスの偽物がなくならないのか?
それは意図的にも意図せずとも買う人がいるからだ。
残念なことにYahoo!オークションを見てみるとアークテリクスの偽物が万単位の値段を付けて落札されている。
今はどうか分からないが、ルイヴィトンのスーパーコピーが横行していた時に10万の正規品が4万ぐらいで取引されていた。
見た目は100点で表皮の質感も本物そっくりだった。
だが当然、劣化スピードは偽物が早くボンドの劣化で表皮剥離を起こしやすい。
本物も使用状況により表皮剥離はするが、ルイヴィトン青山にて修理が出来る。
偽物は当然ながら修理には出せない。中古販売も出来ない。
そうなると偽物の4万円は高い。
4万円を一日で稼ぐ人は少ない。
まあ一日で稼ぐとなると4万×20日で、月収80万円だ。
資本金1000万円の中小企業の社長でも月収50万円くらいだろう(いろいろな計算考慮せず)。
結論、偽物を買う人は貧乏人ってことだ。
貧困から犯罪が生まれるという格言通りだ。
逮捕されても大した罪にはならないが、中国人なら本国へ退去強制もありうる。
なので日本人を使ったり、日本人名を語ったりするのだ。
何が言いたいかというと、
偽物を持つということとは、
その機能も偽りで、
そのセンスも偽りで、
その虚栄心も偽りで、
その何の価値もないものにお金を出すことは、
何の意味も無いということだろう。