若き頃の俺らにとって、「結婚⇒家族⇒マイホーム購入」という流れは
生きていく上での「夢」「目標」でした。
「最後の夢」マイホーム購入の夢を叶えたのは15年ほど前。
アンパンマンショーをまだ幼き長男に見せるため
住宅展示場へ足を運んだのがきっかけでした。
アンケートに答えたらお米がもらえるという
住宅メーカーお約束の手に乗ってしまい
何げに書いたのでした。
数日後、「実写版アンパンマン」のような営業マンが
俺らが留守中の間にアパートに現れ
いきなり下手クソな自社のCMソングを歌いだし
対応した妻を驚かせたそうです。
アンパンマンの名は「福ちゃん」。
入社数年の若い福ちゃんは、とびきりの笑顔と汗を振りまき
我が家族に「福」を呼ぶ物件を紹介してくれました。
当時はまだぼんやりと「家が買えたらええね」位の気持ちで
妻と話してはいたのですが
「福ちゃん」の不思議な愛と勇気に
いつしか「メロメロパンチ」を受けたかのように
購入する運びになったのです。
それからは「福ちゃん」と妻とで
「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ」と言わんばかりに
喧々諤々の日々。
間取りから、設備の数や位置、庭や門扉のデザイン等
何度も何度も話し合いを重ねて、設計してもらったものです。
そうして出来上がった「マイホーム」

愛情たっぷりに暮らしてきました。
それまでやったこともない「ガーデニング」紛いなことを始め

レンガブロックを継いだり、植物を植えたり。。。
間もなくして、二男が誕生して家族も増え
15年間笑い、泣きと色んなことがありましたが
今思えば、楽しかった思い出の方がたくさんだったように思えます。
そんな「我が家」と先週、お別れしてきました。
先月引っ越したことは、このブログでお話してましたが
実は「売却」しての引越しだったんです。
このタイミングで?なぜ?と思われた方も多かったようです。
事実、俺らの宮城単身赴任に続いて引越し、売却って流れだと
「あそこの夫婦、別れた?」
って思われても仕方ないですよね。
理由は、いろんな要素はあるけど
一番は「便利の良い所へ」ということ。
松山でひとり暮らしの長男は、就職も松山で考えてるらしく
戻ってくる気はないようで。
二男も高校卒業したら家を出ると公言していて。
夫婦ふたりで、この家は持て余しそうだし。。。
色々考えた抜いた結論です。
「売り出し」は去年の4月から始めてて
その間、2度ほど交渉の機会があったものの
全て「不調」に。。。
単身赴任も決まり、気長に待とうとのんびり構えていた矢先の今回のお話。
「3度目の正直」で契約が成立しました。
俺らは宮城なので、交渉から手続き、引越し先の家探しにその手続きにと
ほとんどを妻に任せっ放し。
俺らとは電話でのやりとりのみ。
妻には「膨大な」苦労をかけてしまい、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
「買い主」様は、若いながらも穏やかでしっかりとしたご主人と
もうすぐ3人目が誕生されるという、若い家族と妻からは聞いてました。
契約時には同席できなかったので、今回が初めての対面でしたが
妻から聞いた通りの、穏やかで、それでいて芯のしっかりとされたご主人でした。
「あ~、良い人に買ってもらえて良かった」
これが本音でした。
3人の子供たちにも喜んでもらえそう。
手続きも順調に終わらせ、「我が家」と最後の対面に。
引っ越してからも妻が何度か掃除に来てくれて
きれいにしてもらってました。
買い主様もとても喜んでいただき
またまた、妻には感謝でいっぱいに。。。

それにしても、家具など物がなくなるとなんと広い家だったんだなと。
一部屋一部屋買い主様に確認してもらいながら
心の中で
「今日までありがとう」
「これからも大切にしてもらいな」
とつぶやいてました。
台風の影響で、朝から雨。
でも、俺らの心の中は「どしゃぶり」じゃなくて
「虹」が見えていました。
15年楽しい思い出をありがとう。
そして、「さようなら」