私の古くからの仲間で、以前はヨシムラキットが再版された時に、イの一番で54.5mmピストンと当時のハイカム(オーバーラップカム)を組み込んでいました。

 確かに最初から54.5mmでしたので、466ccでしたので早かったですが、最初から466ccと言うのも考え物でしたが......


 10数年ぶりで彼に会いましたが、彼曰く「もうボアアップは辞めるよ」との事でした。

 理由は熱の問題から、ヘッドやシリンダーが変形して、オイル漏れが酷いから、と言う事でした。

 確かにCB400Fで速さを求めるので有れば、最新のバイクに乗った方が遥かに早いですし、無駄な労力をかけなくても、そちらの方が早いし早いのです。

 先日来訪者が、アイドリングからクラッチミートをしてアクセルを開けて行くと、「もたつく」と言うのです。

 問診の所、カムシャフトが純正品が絶版だったので、ヨシムラのカムシャフトST1を入れたとの事。

 ハイカム=ハイリフトカムの事ですが、オーバーラップ(エキゾーストとインレットが同時に開いているタイミング)も、長いのです。

 確かにハイカム=レーシングパーツですから、ゼロヨンスタートの様に、エンジン回転を上げた状態で発進すれば良いのでしょうけど、優しく乗るには問題有りです。

 ハイカムと言うと、ヨシムラやメガサイクルが有名どころですが、ヨシムラでも年代でプロフィールが違います。

 初期のST1,ST2は違いますし、1985年に再版された物は、ハイリフトカムでは無く、オーバーラップカムでした。

 その後のカムは、ハイリフト+オーバーラップカムでしたので、年代で3通り、ST1.ST2を含めると、5通り程度のカムシャフトが存在します。

 ハイカムが凄いのかと言えば、ボアアップ+ハイカムで有れば、それなりの性能は出ますが、ノーマル排気量ではそれ程の効果は期待できません。

 ノーマルが一番と言えば、無難で一番かも知れません。


  校長先生