写真のフロントキャリパー3点ですが、右側から「松竹梅」と言った感じです。

 先ず、オークションなどで、中古のキャリパーを、中古品で購入する際のポイントですが、必ずエア抜きのブリダーが完全に外して有る物を選びましょう。
(外れていない物は買わないほうが良い)

 理由はブリダーが固着している物が多く、常温では先ず外れないと、考えた方が良いでしょう。
 必ず、熱湯で暫く茹でて加熱した状態で、ブリダーを取り外すのは、30年を経過したバイクの部品の鉄則です。
 常温(非加熱状態)で、取り外そうとしても、99%の確率でブリダーバルブは折れます。
 この手のブリダーは2段で、断面形状に凹凸が有りますし、必ずと言って良い位折れます。

 加熱して取り外すのが鉄則ですが、アルミニュームは熱伝導性が良い材質の為、バーナーやトーチ等の、火炎で熱しても、熱がキャリパーボディー全体に逃げていきます。

 そこで、全体を均一に暖める方法ですが、ヤハリお湯で煮るのが一番適切です。

 お湯は100℃以上には上がりませんし、アルミの材質にも変化を与えません、(溶解温度の60%を超えると、オーステーナイト状態に成る)均一に熱膨張での、ネジ外しが出来ますし、安全度が高いのです。

 今週実作業を行いますので、レポートいたします。


   校長先生