丹後半島一周ツーリング ~都市伝説編~の続きです。
都市伝説編を未読の方はぜひご覧ください。

午前中の、今にも雨が降りそうな曇り空はどこへやら。
(というか実際降られたw)
“曇り時々晴れ”という天気予報をも吹き飛ばす
自称、晴れ男の力で?w 見事な青空が広がっています。
もう雨の心配はいりませんね。

かに一番を後にして、引き続きR178を走るとついに見えました!
「経ヶ岬」の標識が!
この辺りから、日本海沿いを走ることになり、
本格的に丹後半島一周がスタートします。
経ヶ岬まで45km。
普通に走れば1時間もあれば着くじゃん。
なーんだ、意外と近いんだ。
いやいや、ここまで来るのに結構走っていますからね。
間違ってはいけない。
天気の良さもあいまってテンションが上がる上がる。
そしてこの田舎の超ローカル感。
すべての景色が新鮮で、"旅してる感"がハンパない!
夏という季節の開放感が更に気分を盛り上げ、
このままいつまでも、どこまでも走って行けそうな気になる。
と、標識の脇には潰れた小型のスーパーマーケットが・・・。
何もない地元ではかなり希少価値の高い店だと思いますが、
利用客が少なかったんでしょうかね?
廃業に追いやられてしまったようです。

クソイナゴ(R175)を走っている時にも発見した
廃業に追いやられたスーパーマーケット。
剥がれた看板の後には「業務スーパー」の文字が・・・。
あまりにメジャーな店だけに廃墟美の魅力は一切感じられず、
ただ閉店して空き店舗になってる場所という感じだ。
しかし、こうやって超ローカルの田舎道を走っていると時折見かけますね。
潰れた喫茶店や、お食事処、温泉旅館、レジャー施設など
その佇まいは見るからにレトロであり、さらには廃業に追いやられ
手つかずのまま放置され、廃墟と化したその光景は非常に魅力的です。
廃墟に興味が無い人でも、それが視界に入ると、
え!何あれ? と少し興味が湧きませんか?
このよな建物は人を引き込む何かを持っています。

先程の場所から少し進むと、ついについに海の景色が!
まさに日本海沿いのスタートという感じですな。
海が見えただけでテンションはさらにアーーップ↑↑
時間は14:00をすでに過ぎており、未だ昼ごはんを食べていないが
そんな事も一切気にならない。
目の前の景色、走る道、全てがご馳走である。
R178を東に進み、経ヶ岬方面へ進む道中、
「小天橋」はこちら。という看板を発見。
せっかく神戸から真逆の日本海側まで来たんだし、ついでに軽く寄ってみっか?
と予定になかったが、少し寄り道をする事に。
(帰りの時間も考えるとあまりゆっくりしてはいられないので軽く流す程度に)

場所でいうと「久美浜」という場所に位置し、
海のシーズンである夏以外、旅行客はほとんど訪れないであろう?場所です。
ローカルな漁村という感じか・・・。
しかし日本海というロケーションで、綺麗な海岸があり、
夏はある程度集客が見込めるためか、周辺に旅館などが点在します。
一応リゾート地としては機能しているようですね。
訪れた日はあまり、いや、ほとんどヒト気が感じられませんでしたが、
もしかしたら8月は旅行客などである程度の賑わいがあるのかもしれません。
小天橋方面へ道を進むにつれ、どんどん奥深く入っていき、へんぴな場所になり、
これは時間がかかりそうだと感じた為、途中で引き返す事にしました。(汗)

若干、ユラユラと陽炎ってますね。夏っぽい。
脇道で停車し、ズーム撮影しましたが、おそらくこの辺りが
観光地?というか旅行客が訪れる場所でしょう。
バイクで走ればたぶんここから5分程度の距離だと思われるが、
ここまで寄り道した時間と、行ってから探索する時間の余裕もないので
引き返しますよ~。
というより・・・
それよりも、何よりも、
小天橋よりもっと気になるものを発見したのです!

この小天橋に向かうまでの道のり
おそらく基本的にルートは限られてくるはずなので、
(地元からすると)人や車の往来がそれなりに多いこの場所に
一棟の、とあるマンションあるいはホテルらしき建物が不気味にそびえ立つ。
最初バイクで横を通り過ぎただけなのだが、
この建物からはヒト気が微塵も感じられない。
一瞬にして廃墟と解った。

それもそのはず。
パッと見でわかるように入口部分は雑草で生い茂り、
まるで侵入者を拒んでいるかのようだ・・・。
窓ガラスが割られ、落書きもあり、これは確実に廃墟確定。w
R178へ戻るまでに再びこの建物の横を通過する。
こんなチャンスは滅多に無い!!
とりあえず外観の写真撮影。パシャリリィー☆
こんな大型な規模の廃墟で、しかも実際に目の前にする事は
個人的に初めての経験であり、とても興味をそそられる。
幼少の頃、あの有名な琵琶湖の幽霊ホテルを、親が運転する車の中から
遠目に何度か見て、不気味に感じた以来の懐かしくもあり不思議な感覚が蘇る。
独特な雰囲気と、万が一の"霊的な物の存在"に怯えながらも、
その恐怖心を上回る好奇心、あるいは一種の憧れ的な感覚が、
自然に入口へと足を運ばせていた。
そう、”何かの存在”に引き寄せられるかのように・・・。
(おい!小天橋諦めたのに、ここで寄り道してる場合かよ!w)

身の丈半分程にむやみに育った手入れされていない雑草をかき分け
入口部分に到着。
真昼の明るい時間だからここまで来たものの
夜なら即座に退散するだろう。
いや、明るいこの時間でさえ、一人で内部に侵入するのには
相当な勇気が必要だ。(なんせ初めての経験なもので)
このようにヒト気が一切無い、無音の空間はとても異様な光景であり、
必要以上に恐怖心をあおられる。そこに足を踏み入れるには、
もはや単純な興味を通り越し、何かにとり付かれた異常な感覚がなければ入れまい。
自分以外のパートナーを連れ、複数人で足を踏み入れるのであれば
この恐怖心も幾分和らいだ事だろう。
しかし、今は紛れも無く一人。
いつからか時が止まったこの殺伐とした光景を目の当たりにし、
足はすくみ、心はひるむも、さらなる興味、探究心が建物内部へ足を運ばせる・・・。

現役の駐車場のようにも見えるこの場所は
1階入り口部分入ってすぐの所。
後々調べて解った事だが、
この建物は当時リゾートマンションとして建設されたらしく、
外観が完成するも、資金難により破綻。
工事は途中で中断され、内装着工が行われる事なく放置され
その後、何年にも渡り建物が解体されず現在に至るらしい。
撤去、解体するにも資金が必要な訳で、
建設途中で資金難により頓挫してしまった計画は
その大きな姿を一応の形にしただけで、
その内部は空虚な冷たい空間が広がるのみ。
廃墟特有の根も葉もない噂としては、
この近辺の海岸で水難事故により亡くなった人の霊が
この建物に住みついているという・・・。(苦笑)
※2012 8/6追記
8/5配信のニュースによると小天橋海水浴場で海水浴客の男性が
溺れていた男児を救出後、自身が溺れ、その後亡くなったそうです。
あまりにもタイムリーなネタで少し驚いています。

窓ガラスが割られています。
これがいわゆる廃墟の代名詞とでもいいましょう
DQN達による無意味な破壊活動であります。
DQN=ドキュン ←わからない方は調べてください。w
大抵の廃墟はDQNにより漏れなく窓ガラスが割られており、
窓ガラスが割れているかいないかで
廃墟かどうかおおよその見分けが付く位メジャーな光景です。
幸いこの廃墟は内装着工前に工事が中断した事もあり、
内部には目立った”物”が無い為、
低能なDQN達の破壊活動による荒れ果てた光景は見あたりませんでした。
ある意味そういった光景がちょっとした恐怖であり、
廃墟感の演出効果としは良い味でもあるのですが・・・。

プラーンと垂れ下がるむき出しの配管が
工事途中で中断された事を物語っていますね。

窓ガラスの件に続いて、DQNの証明書と言わんばかりの壁への落書き。(笑)
よく見ると「IMP05」と書かれています。
「IMP」はよく解りませんが「05」の方は2005年を指しているかもしれません。
とすれば少なくともこの建物は
今から7年前にはすでに廃墟だったと考えられます。
噂ではバブル期に計画が立ち上がり、着工するも
資金繰りが悪化し建設中止または途中放棄。
はたまた、金銭問題で社長が殺されたなんて噂もw
そう考えれば、この廃墟の歴史は約20年と大分長いのかもしれません。
それにしては建物が綺麗すぎだが・・・。
長い間、海辺の冷たい潮風に晒され続け、
周辺の民家にそぐわぬ風格で今もなおこの建物はポツンとそびえ立っています。
一体何の為に存在しているのだろう?
その問いを投げかけるにはあまりにも愚かな行為です。
時代の流れが全てを物語っています。
1階に続き2階に上ると部屋がいくつも並んでいました。
外の光が差し込む場所は視界が良いのですが、
奥の方を見ると真っ暗で何も見えず、
まるで誰かが
“こっちへおいで こっちへおいで” と
手まねきをしてるようにも思えました。(滝汗)
少し怖くなって、ここからは写真を撮るのを忘れてしまった。
そしてこちらも忘れてはいけない、今はツーリングの真っ最中だという事を。w
もうそろそろこの場所を出なければ!
好奇心と恐怖心が交錯しながら入口に戻ろうとするも、後ろ髪を引かれ、
やはりここまで来て初の廃墟探索をこれで終えるにはあまりにももったいない!
そう思い、極めつけのハイビジョンムービーの撮影を行いました。
気になる2階部分の探索です!
※公開したいのですが、諸事情により今は非公開とします。
こういう場所は、霊的な怖さももちろんあるが、
万が一、この場所を住居として使用している住人(ホームレスなど)や、
DQNに遭遇してしまう方がよっぽど怖い。
そう、廃墟において最も怖いのは、人の存在である。
今思えばそんな事には全く考えが及ばない程、
目の前の状況に興奮、あるいは恐怖し、必死でカメラを回していました。(汗)
しかし、このような場所に一人でずっといると
ある種、狂気染みた感覚に陥ってしまいそうだ。
3階、4階へと足を踏み入れると、もうこの世に戻ってこれない気さえする。
精神的なバランスも除々に崩れ始め、初の廃墟探索は20分強で終えた。
そしてさすがにツーリングの先を急がないとヤバイ!と
かなりの焦りを感じ始めました。w
探索時も、この先のツーリング時間配分が気がかりで、
ある意味それでかなり焦っており、
なんか色んな感情が混ざって変な気持ちだった(汗)

さあ!大きく寄り道をしてしまいましたが、
小天橋に寄り道する前の本来のR178にようやく戻り、走る事3分程。
道の駅/くみはま SANKAIKAN に到着!
この道の駅は、本来寄る予定はなかった。というより、
ルート決めの時、この場所に全然気づかなかった。(最近出来たのかな?)
気分を落ち着かせるためにも一旦休憩。(笑)
スタンプを一応押しましたが、
所有してるスタランプラリーには含まれおりません。残念

施設内は、こんな感じです。
道の駅や高速SAでおなじみの光景ですね。
先程の廃墟とは180度真逆の平和な光景に何だか心が落ち着きます。w
生きて帰ってこれたゼ!みたいな(笑)

天気は最高!気分は微妙!(爆)
そんな事言わず気分を切り替えて経ヶ岬へ向かいますよ~。
まあ、この景色を見たら一発でツーリングモードに切り替わりましたがね。
この記事を読んでいるあなたも、もう一度頭をツーリングモードに戻しましょうw
そして時間がかなり押していたため、ここでも実質の休憩時間ゼロ!
どんだけー☆
道の駅/但馬まほろば では3分程椅子に座って体を休めたが、w
ここでは休憩という休憩、一切無し!
通過ポイントとしてただ純粋に写真を撮るためだけに寄った事になる。
15:00過ぎてるけど、まだ昼ごはん食べてねーぞ!大丈夫か!?
水分補給も、持参したペットボトルの水を少し飲んだだけという・・・。
まさにドMの耐久ツーリングw(←好きでやってる訳じゃない。w)
丹後半島一周ツーリング ~近畿最北端の地/死闘編~ へ続く















