かなり昔のある国のお話です。
国王:どうしたらもっと税収があがるかのう。最近、国民が、だらけているように
思えるんだが。
側近A:国王様、でしたらこんな案はどうでしょう。
今現在、我々を含めた上流階級のあいだで流行っている「酒」と「タバコ」
を国民に開放しましょう。そして、それに「税」をかけるのです。
国王:なるほど!いい考えじゃ、早速それでいこう。
1年後
国民:国王様、ありがとう!こんなに素晴らしいものを我々に与えて下さって!
国王:よいよい。皆が喜んでくれればそれでよい!これからも労働に勤しんでく
れ! 
数年後
国王:最近、他の国との付き合いで、何かと金が入り用だ。何かいい税収になるも
のは、ないかのお。
側近A:それなら、いい考えがあります。すっかり定着した「酒」と「タバコ」の税
金を少しずつ上げていけばいいのです。
国王:そんなに上手くいくかのう。
側近A:まあ、見ててください。そう簡単にやめられるはずはありません。
まずは、タバコの税金を上げてみましょう
数年後
国王:すばらしいのう。タバコ人口も減らないし、税収も上がっているとは。
側近A:そうです。少しずつ値段を上げていけば気が付かないものです。
数10年後
側近B:国王、大変です!国民が酒とタバコが原因で次々と体調を崩しています。
このままでは、税収が減るだけでなく、健康保険の支出が増えて、赤字にな
ります。
国王:何ということだ!このままではたいへんなことになる!わしが責任を追及さ
れてしまう!
側近A:国王、あわてないでください。
タバコのパッケージに、体に害のあることを大きく書けば国の責任は、あり
ません。
そして、タバコの値段を一気に上げて、国民の体を心配しているように装う
のです。
数10年後
国王:最近の税収は、どんなもんかのう。
側近A:国王、安心してください。タバコ人口は、半減しましたが、そのぶん値段
を上げたので税収は変わりません。
この先、毎年上げてもしばらく大丈夫かと思われます。
国王:しかし、最近は、若者のタバコ離れがすすんでいるとかで、先が心配だと思
うが。
側近A:心配いりません国王。次の手は打ってあります。
次のターゲットは、「お酒」です。
めでたし、めでたし。