まだ幼い3歳くらいのころウルトラマンのテレビ放送をやっていた。

世界中の多くの人々はウルトラマンの模様は赤い色だと思っているようだが放送初期は青や緑や黄色などの様々な色のウルトラマンが登場していた。

今まで何人かの特撮ファンの友達にそのような話をしたがその度にウルトラマンの模様は最初からずっと赤だよ~と異口同音に笑われた。

自分の記憶にある映像は一体何なのか・・・・?

 

実家で古い写真が出てきて遂にその謎が解けた!

 

私が3歳のころまで実家のテレビは白黒だった・・・・!!

つまり白黒の画面を見て勝手に想像していた色の記憶だったのだ・・

 

・・・・というわけで今回のジャ~ンク!

 

 

Sunn Tube Lead 12というFender Champ 12と色違い(ブランド違い?)のアンプである。

 

実は同じアンプを以前に所有していて気に入っていたのだが長年このアンプを探しているという方に譲ったことがある。

 

御縁があるのか?例によってまた超激安ジャンク品を見つけたので買ってきた。

リバーブ故障、接触不良、グリルクロスのシミ汚れ、ロゴプレート欠品(キャビネットの奥に転がっていた)というモノ。

 

 

見た目のワリに内部はキレイでリバーブは細い配線が外れていただけだったので簡単に治った。

 

 

接触不良の可変抵抗器を洗浄する。

 

 

たぶん30年以上前のモノなので電解コンデンサを交換しておく。

 

 

同じものは売ってなかったので同じ定数で近い耐圧のアキシャルタイプを探した。

 

 

新しい方がサイズが大きいのだが何とか収まってヨカッタ。

 

 

スピーカーケーブルとチャンネル切り替えのフットスイッチのケーブルが基板直付けなので取り外しできるようにジャックを取り付ける。

 

 

フロントパネルでもチャンネル切り替え出来るようにトグルスイッチを取り付ける。

 

 

クロスのシミ汚れは洗っても落ちないので張り替えてバッフルボードを塗装しなおした。

 

 

珍しい12AX7 ×2

6L6 × 1のクラスAアンプなのだ!

なので出力管の寿命が通常より早そうだがまだ元気に鳴っている。

 

 

プリアンプは少しゲインを落としたいのでGEのJAN 5751 × 2に換えた。

 

 

当時のフェンダーアンプの赤ノブを懐かしんでちょっと赤系のノブをつけてみる。

 

だがどうも何かしっくりこない・・・・。

グリルクロスと合わないのかな?

 

 

イヤ~やっぱりノブが違うんだぜ!

こんな明るい色ではなくもっと暗めの赤だったような記憶が・・・・?

形もコレジャナイ!!

 

 

元のノブの白いポインターをマスキングする。

 

 

ライトグレーを下地に塗る。

 

 

ペディキュアしてるみたい。

 

 

Oh!こんな感じ!!

ウルトラマンと違って現実のカラーでよく見ていたからね!

 

当時発売されたはかりの赤ノブのFender The Twinを吉祥寺のリハスタで使ってなんてイイ音するアンプなんだ!と思ったのを思い出す。

 

 

このアンプはクリーンサウンドの評価が高いようで実際とても素晴らしいのだがそれ以上に自分としてはドライヴチャンネルの音が凄く好きなのだ!

 

トレブルとベースの2つあるトーンコントロールとミッドブーストスイッチの後で歪むので歪み方の調整はできるが歪んだ後の音質の補正はできない。

ゲイン、音量がコントロールツマミの最小の方で上がり真ん中以降はあまり変化しない(Aカーブのクセに!)とか使いづらさはある。

でも音量の大小による音質の変化は他のアンプほど無いように感じる。

音色もヌケの良いブライトな音質ながらローミッドにウォームな飽和感があるという独特なドライヴサウンドなので好き嫌いは分かれるかもしれないが。

 

 

アタイはたまらなく好きさ好きさ好きさ。

歪んだ音色に限っては一番好きなアンプかも。

 

 

 

 

もし幼き日の自分が赤ノブの白黒画像を見たら何色に思い込んで記憶するのだろう・・・・?

 

 

 

 

 

~後日追加~

 

 

使いづらかったGain、Volume×2の各可変抵抗器を1M Aから250K Aに交換したら音色は変わらず動作がスムーズに凄く使いやすくなった!