先日Bugera V22と出会ったお店で一緒にツレてきたモノ。
Noah'SARK Distortion"M"とDOD Overdrive Puls FX50B.。
どちらも超激安ジャンク品。
これはフットスイッチが寿命で音が出ないのだがガチャガチャやれば一瞬出たりする。
スイッチを交換すれば良いだけなので簡単に・・・・
こ、これは両面スルーホール基板に直付けじゃないか!!
しかも裏面が塗料か何かでベットリ厚く硬くコーティングされている!
機械式スイッチなんてよく壊れるのに何てコトしてくれるのよっ(怒)!
抵抗器やコンデンサなら裏から針とかでゆっくり押し出せるかもしれないが3PDTなんてアタイに外せるのか?
コーティングを丁寧に剥がし余程慎重に作業しなくては無理すればパターンやビアを剥がしてしまう・・・・
・・・・時には問答無用のヴァイオレンスも必要である。
これ見た人は絶対信じないと思うがコレでエフェクトON/OFFの動作は極めてスムーズで全く問題ない。
信じるか信じないかはアナタ次第デス。
これをやってからスイッチを開けて分解してから端子を抜くという平和的方法もあったんじゃないかと気づく。
しかし!今度は可変抵抗器が酷い接触不良で穴からスポイトで無水エタノール流し込んでも接点復活材を注入してもガリは治らずGainポットに至ってはシャフトを回しても反応なくGain全開のまま。
3つもある可変抵抗を外すのか?
コーティングを丁寧に剥がし余程慎重に作業しなくては・・・・
可変抵抗を無差別にブチ壊して足だけ切断して残してやったぜ。
ハラショーなアナーキー&ヴァイオレンス!!
信じ難いことだがこのカオス状態で頗る動作良好である。
悪徳の栄え。
凛とした佇まいの裏側はAnarchy In The Boxなのだ美徳のよろめき。
Distortionコントロール0でも既に歪んでいてブーミーで籠った音質だがDistortionを上げていくとタイトな高音域が出てきて飽和感なくカチッと纏まったモダンアンプのように上品に歪む。
最大まで歪ませてもタイトさを維持して破綻しない音色なのでガッツリと歪ませてリフとかパワーコードを弾きたい人向きかも。
次は電源が入らないDOD FX50B お前の番だ!
DODのこのシリーズは一度も購入したことがなっかったが実は数あるエフェクターペダルの中でもこの筐体の形が凄く好きである。
何故か見ているだけで無性にワクワクする!
平べったい独特の”シャコタン感”と塗料のヴィヴィッドな質感によるものなのか?
黄色いボディに黄色いコンデンサがイカす!
カスタムカーのエンジンルームみたい。
マイラーもケミコンも黄色なのでワザとやってるでしょ?
電池交換時でも裏ブタ開ける必要ないのに・・・・
電源の入らない原因はミニジャックの不良でプラグが刺さった状態で外から負荷が加わったようだ。
ストックがないし不便なので普通の9Vジャックに交換してしまった。
見た目にあまり違和感ないのでまあいいでしょ。
これで調子良く使えるようになった。
昔は速弾き系の方々がストラトキャスターのゲインアップによく使用していた機種なのでどんな音なのかは知っているのだが独特の飽和感がありハイミッドにアタックのピークがある懐かしい音色である。
クリーンなアンプならセッティングによってはコミュニケーションブレイクダウンのリフのような60'sロックサウンドもイケそうだ。
暇で予定が何もないと楽しいジャンク品あさり&楽しい俺様作業ばかりしてしまう病気なのかもしれぬ。
もう少しブリリアントな午後を過ごしたいものだ・・・・。