先月後半から仕事を再開して激ムカのヤサグレ気分も落ち着いてきたので気を取り直してまたまたボスコン!

 

 

ビンボー臭いがOD-2の中古品があまりにも安かったのでつい買ってきてしまった。

 

シリアルナンバーで調べると左が87年4月製造の日本製で右が94年6月製造のOD-2Rにモデルチェンジする寸前の最終型だった。

 

写真で判りづらいが2台並べてみると筐体の色が全然違う。

初期型の方はよく見かける軽めの黄色で最終型は緑がかったレモン色という感じ。

 

初期型は普通に使用感のある中古だが最終型は頗る状態が良くパネルのビニールカヴァーも剥がされていない。

 

一方こちらの愛用していたOD-2は先月ムカムカした気分を紛らわせながらモディファイしかけて途中でヤメた中途半端な状態なので今回はやり直し&満足するまでやってみよう。

 

まずPSA等の現行の安定化電源に対応させるため R2 の抵抗器をはずしてジャンパ線で短絡。

 

全体の出力を稼ぐため R62 の 47kΩ の抵抗器を除去してジャンパ。

 

Turbo Offの出力を稼ぐため R48 の抵抗器をスイッチでノーマルの 10kΩ、10kΩと9.1kΩ の分圧抵抗(4.7kΩ位)とバイパスを切り替えられるようにした。

先月やったのはここまで。

 

ここをやり直してノーマルの 10kΩと 10kΩと3kΩ の分圧抵抗(2.3kΩ位)とバイパスを切り替えるようにした。

(スイッチは付けずに R48の10kΩ を 2.2kΩ に変えるだけで良かったかも?)

 

Turbo Onの出力を稼ぐため D6 のツェナーダイオードを除去。

 

 

音色的に低音域が物足りないのでコンデンサの定数変換。

C 1 0.022uF

C 5 0.047uF

C23 0.012uF

C29 0.022uF

C31 0.018uF

C33 0.018uF

C35 0.018uF を 0.1uF のフィルムコンデンサに交換。

随分前に電子パーツ店の安売りで買って大量に余っていたモノ。

 

低音域がアップしたので高音域のバランスを取る。

Turbo Offの高音域アップに C32 0.015uF を、Turbo Onの高音域アップに C26 0.1uF をそれぞれ 0.001uF フィルムコンデンサに交換。

 

ここまで来たらオーヴァーホールもしてしまおう。

 

 

電解コンデンサ C3、C10、C27、C34 の 1uF/50v を交換。

C30、0.22uF をタンタルに。

その他の電解コンデンサ

C2 100uF/16v

C6、C7、C18、C19 = 10uF/16v

C8、C20 = 47uF/10v を交換。

C21 0.15uF をフィルムコンデンサに交換。

 

セラミックコンデンサ C13、C16 = 470pF

C14、C17 = 220pF をフィルムコンデンサに交換。

その他セラミックコンデンサ

C22、C28 = 100pF

C37 47pF を積層セラミックに交換。

 

市販品のエフェクトペダルを改造したのはこのOD-2が初めてだ。

基本的な音色の印象はあまり変わらずに出力と高音域、低音域が上がりパワフル&ワイドレンジになりバイパス時の音色はかなりパリッとシャキッとした感じになった気がするが自分にとっては嫌な変化ではないのでこれで完成。

 

昔愛用していた頃はTurbo Onのモードは粗くてミッドレンジが詰まったような感じがしてあまり使わなかったが今モディファイして弾いてみると全然そんなことなく高音域にタイトなエッジと丸みがありミッド~ローミッドに独特のファット感があり80年代の懐かしさもあり。

でも不思議と今でもモダンに聴こえる要素も秘めている横分けハンサムターボだ!

 

結局クリーム色のスプレー缶があったのでそれで塗ってみた。

艶消しのクリアーコートをかけてコンパウンドで軽く磨いて半グロス(半艶?)風味に。

 

当時の広告のキャッチコピーは

”人気レースでもぶっちぎりのターボです。” と

”表現力が、一気に加速する。” だったかな?

 

 

 

 

 

  

 

アタイの96年式マシーンはターボチャージャーなしなので”一気に、加速”しないけれどネ❕