安物改造愛好家の私ですらヴィヴィる!!コスパのテレキャスター(もどき)がやってきた!
弦を張り替え各部を調整して弾いてみるとフレットの端がバリバリ痛いがそれ以外は特に問題ない。
まずはフレットのバリを取ってしばらくこのギターを弾いていた。
指板のRもきつくなくネックの太さは細からず太からず22フレット仕様でモダンな作りだがフレットだけはヴィンテージタイプの細めで低めなモノ。
実はある実験をしたいと思っていた!
ウチにIbanez Talmanというギターがあるがボディのピックガードの下全体が大きくザグられている。
Potogenic STというストラトタイプのギターもピックガードの下中央が大きくザグられている。
Vox SDC-22もハムバッカー3つ分がザグられている。
ピックガードさえ自作すればピックアップを自由に付け替えできるので大変好ましい仕様なのだがそれが果たして音色にどの程度影響するのか?
セミホロウという仕様もあるしチェンバード加工のレスポールがどうのこうの言われているがザグリが最小のギターと比べても元の木材の質量や各仕様が違えば今一つ比較にならない。
このギターのピックガードの下をできるだけ大きく深くザグってどの様に音質が変化するのか実験した。
ボディのみの重量は約2.3㎏。
例によって毎度お馴染みの鬼ドリル滅多撃ち!!
大きめの刃に変えていく。
ハムバッカーのザグリなど比較にならないほど超大変やらなきゃよかった!
ノミで叩き割りここから鑢がけ。
深さは33㎜位でボディ重量が約2.0㎏になったので300gもの木材を取り除いたことになる。
この作業期間は3日間位だったが驚いたことにピックガードのネジ穴が内側にずれて合わなくなっていた!
木材のシーズニングが甘く真冬の作業だったので乾燥して縮んだのか?
たった3日で?
せっかくなので?ヴィンテージパールのピックガードを買ってきて少々加工してネジ穴を開け直し各パーツを組み込んで調整して全体の重量を量ったら約3.3㎏。
元は3.6㎏位でやはり300g程度の軽量化だが随分軽くなったように感じる。
肝心の音だが質量がこれだけ変化したのだから音も変化して当然だがどのように変わるのか?
生音で弾くとほんの僅かにセミアコ的な響きがするようなしないような?
アンプに入れてみる。
Marshall JCM2000 DSL - クリーンチャンネル、ドライヴチャンネル共高音域~低音域、アタック感、サスティン、音量(歪の深さ)等あまり違いが判らず変化なし。
Marshall Haze40 - 上に同じく変化なし。
Marshall AVT20 - 変化なし。
Marshall 5005 - 変化なし。
Mesaboogie MarkⅢ - 変化なし。
Mesaboogie Studio22. - 変化なし。
Fender Sidekick10dx - 変化なし。
Roland Microcube - 変化なし。
かなり思い切って大きくザグったつもりだったが自分には音色の変化は分からず。
変わっていないワケはないのだが全体の12分の1程度の質量の変化による音色の違いなど私には殆どわからないということがわかったということだ。
性懲りもなくまだ実験はつづく!