ウチには一度ライヴで使ったきりほぼ全ての電装系パーツを取られたまま何年も埃まみれで放置されている不憫なVOXギターがいるので何とか再生しようと思う。
コンセプトはポップ!でキュート!!でガーリー!!!
パーツを調達する。
部屋の部品箱を漁ってみたら使い古しのSeymour DuncanのハムバッカーとDiMarzioのスタックシングルがあったのでポットとニッケルカバーのみ買い足し。
元のスペックはミニハム×2だったのだが他のギターにスワップしてしまったのでノーマルサイズのハムバッカーをエスカッションマウントできるようにキャビティー加工する。
専用工具等はないのでドリルとヤスリとエポキシパテでチマチマとビンボー臭く根気よく・・・・
最後は導電塗料で仕上げる。
ピックガードを板から削り出す。
穴の位置がほんのチョッとズレると全てが台無しになるので慎重にチマチマと・・・・
手が痛いよう!
ビス止めの箇所はドリルで皿モミ加工する。
電装パーツを配線する。
キャビティーが大きくて作業は楽だがDiMarzioのVirtual SoloとDuncan SH-1は位相が逆のようで普通に配線したらミックスポジションでフェイズアウトしてしまったのでDiMarzioのホットとコールドを逆に配線する。
フロント側に3300pfのハイパスフィルタを。
両側のトーンコントロールの代わりに0.022ufの"いきなりウーマントーンスイッチ"をつけてみた。
意外にもフロントとリアの出力バランスが丁度いい感じなので一応これで完成とする!
いつものように10~46のゲージを張って弾いてみると0.022ufのコンデンサを完全にバイパスしている為かソリッド&タイトな音色でナカナカ良い!
が今更ながら気づいたのだが他のギブソンタイプのギターと比べて同じ位の弦高でも弦の張りがちとキツイかなと思いスケールを測ってみるとだいたい637㎜位。
フェンダーのロングスケールより約10㎜位短くギブソンのミディアムスケールより約10㎜位長い!
ってことはポールリードスミスと同じ位ってこと?
では次回からはあと0.5㎜位弦高を上げて09~42を張ってみることにしよう。
全部手作業の素人工作なのでポールピースやスタッド、ビス等の位置合わせがメンドクサく根気と集中力での戦いなのだがそうした数々の難関を突破し自分の手をボロボロにして仕上げてこそ真の相棒になるのだ!
なんちって。
マッチングヘッドでビザール&プリティ!!