みなさまこんにちわ。

 

初めての方はこのブログを見つけてくださり、ありがとうございますラブラブ

 

そして読者の方は、いつもこのブログを読んでくださりありがとう

ございますラブラブ

 

 

 


 

来たる9月26日、心疾患を持つ子どもと親をサポートするニュージー

ランドの団体の活動資金を募るイベントに、会社の仲間と参加します。

ゆめみる宝石氷水の中に6分間ドボンします!

 

あなたの暖かい善意が、生まれつき心臓に障害を持つ子どもたち

とその家族への手助けに。

 

⇒10月10日に延期になりました。

 


 

 

 


 

はじめましての方はこちらもどうぞ。

今年でニュージーランド在住10年目になりました。

 

ゆめみる宝石あらためまして、自己紹介【2016年8月更新】

 

ゆめみる宝石わたしがニュージーランドに来たきっかけ【2016年10月更新】

 


 

 

 

先日、ニュージーランド国営のテレビ局のひとつ、TV1で放映された

夕方のニュース番組で、こんな話題が取り上げられていました。

 

 

ニュージーランドの日本人アーティスト

 

日本人アーティスト、クライストチャーチのテロリスト

襲撃をきっかけに折り紙からインスパイアされた

巨大な彫刻を贈る

 

 

 

この彫刻を作ったのは、オークランドからフェリーで約30分、良質な

ワインが生産されることで有名なワイヘキ島に住む日本人アーティスト、

Kazu Nakagawaさん。

 

 

 

高さ3.6m、幅3.8mからなるこの大きな作品はニュージーランドサイプレス

(ヒノキ)で作られており、日本の折り紙からヒントを得た2つの輪っかが

お互いを支え合うように立っています。

 

付けられた題名は、ニュージーランド原住民族のマオリのことわざである

Ka Mua Ka Muri(カムアカムリ)」。

 

日本語で

「歩んで来た道程に向かい合い、後ろ向きで未だ見えない明日に向かう」

ということを意味しています。

 

 

 

Ka Mua Ka Muri

ニュージーランドのオンラインニュースサイト・Stuffに提供された画像より

 

 

 

実はこの作品、もともとはワイヘキ島で2年に一度行われる彫刻イベント
「Sculptures on Gulf 2019」の出展作品の一つとして展示されたもの。

 

そのイベント期間中の2019年3月15日、クライストチャーチでイスラム教

モスクが襲撃され、51人の死者が出るという事件が起こります。

 

 

 

Kazuさんはその事件に心を突き動かされ、この作品をクライストチャーチに

寄贈することを決めたそう。

 

 

その時自分が見ている彫刻を、彼らもまた見ていることを
想っていた。それで何かを共有できる気がした。

 
誰もが平和な国だと思っていたニュージーランドで、宗教の違いという
ただそれだけの理由からたくさんの死傷者を出し、ニュージーランド
国内のみならず世界中に衝撃を与えたこの事件は、人々の心に暗い
影を落としました。
 
 
 
KazuさんはKa Mua Ka Muriの公式サイト上で、自身の言葉でこのように
語っています。
 
落ちる涙などに何の意味もあるはずはなく、それでも何かをしなくて
はいられず、目の前に立っていた彫刻をいつまでも見ていた。
その先に色の無い紺碧の空をただ何時迄も見ていた。
 
漆黒の淵に突き落とされただろう、そう察しても余りあるほど遠い
彼方にいる遺族の人達を想った。
友達や知り合いを想った。
 
かけられる言葉などは見つけられないでいたが、その時自分が
見ている彫刻を、彼らもまた見ていることを想っていた。
それで何かを共有できる気がした。
クライストチャーチに送ろう、そう思い始めていた。
 
 

 

芸術というものが人々の心に寄り添い、ただ何も言わずに向き合うことが

できないだろうか。

 

そんな想いを人々に語ったところ、反対されるどころか本当に多くの人たち

が耳を傾けてくれ、中には是非とも協力するから声をかけてくれ、と言って

くれた人たちが多くいたとのこと。

 

そして、ついにクライストチャーチに作品を送り出す日を迎えました。

 

 

 

慎重を期して行われた輸送作業

 

9月29日、ヒノキというデリケートな素材で作られた作品をクライスト

チャーチに送り届けるための梱包作業がKazuさん自らの手と

プロジェクトチームメンバーにより丁寧に行われ、

 

Ka mua Ka muriはワイヘキ島からフェリーに乗って旅立ちました。

 

 

 

 

 

 

そしてついに作品はクライストチャーチまで無事到着し、10月5日に

クライストチャーチアートセンターにて公開されるに至ります。

 

 

 

Ka mua Ka muriのfacebookページより

 

 

 

作品はこのまま、SCAPEというパブリックアートの2019年のシーズン

中この場所に展示される見通しです。

 

クライストチャーチ近郊にお住まいの方、またはクライストチャーチを

訪れる方はぜひ足を運んでみてください。

 

 

 

Christchurch Art Gallery Te Puna o Waiwhetū

58 Gloucester Street
Christchurch 8013
New Zealand

 

毎日午前10時~午後5時まで(水曜は午前10時~午後9時まで)開館

 

クライストチャーチアートギャラリー

 

 

 

現在、この作品をクライストチャーチに寄贈するためにかかった費用

を賄うための募金活動が行われています。

 

このクラウドファンディングサイトの規定で、期限の10月13日までに

目標の12000ドルまで達しなかった場合はすべて募金者に払い戻される

そうです。

 

 

 

少しでも手助けをしたいと思う方は、Boosted Ka mua Ka muri to
Christchurch
のページから赤い「DONATE」ボタンをクリックしてください。

 

 

 

自分にとってのライフワークとは、何かを考える。

 

わたしがたまたま先日、アメリカのモチベーショナル・スピーカーで

スピーチコーチでもあるビクトリア・ラバルメという女性のスピーチを

観る機会がありました。

 

彼女がそのスピーチの中で語っていたのは、

 

膵臓がんと診断をされた母は、毎週金曜日の夕方に家の周り

で咲いている花でブーケを作りました。彼女はそれを「ライフ

ワーク」と呼びました。彼女は教授でしたし、他にも大切なことは

色々あったはずです。

 

「なぜこれがライフワークなの?」わたしは聞きました。

すると彼女はこう答えたのです。

 

「死ぬとわかっていても何ができるかを考えて、できることにベスト

を尽くす。完璧じゃなくてもそれがわたしにできること。それが私の

ライフワーク」と。

 

周りを見渡し、自分にできることを見つけ、今の自分が持っているもの

でベストを尽くす。

 

ガンと診断された彼女のお母さんのこの言葉が、Kazuさんの今回の

決断と被りました。

 

 

 

Kazuさんが3月15日のクライストチャーチ襲撃事件を見て突き動かされた

感情が、自分にできることは何かを考えさせ、周りの人たちを巻き込んで

クライストチャーチに届けさせた。

 

これは、私にとっても「自分が目の前にあることでできることは何か」を

考えるきっかけになりました。

 

 

 

まるで肩と肩を寄せ合うかのように支え合う、2つの輪っか。

 

この作品が、人々が文化や人種、信仰というものを超えて、お互いの

心と向き合い寄り添っていくことの大切さを伝えてくれることを願っています。

 

 

 

 

ゆめみる宝石国営放送TV1で放映されたニュース(英語)

 

ゆめみる宝石オンラインニュースサイト・Stuffで紹介された記事(英語)

 

ゆめみる宝石Ka Mua Ka Muri公式サイト(日本語)

 

ゆめみる宝石Ka Mui Ka Muriクラウドファンディングサイト(英語)

 

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございます照れドキドキ

 

 

 


 

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