パウリーニョの死 | CAYOの日々折々

パウリーニョの死

日本のブラジル音楽界に大きく貢献したピアニストのパウロ・セザール・ゴメスさん(享年56歳)が4月25日 9時3分に永眠されました。

まだ信じられないでいる。

大好きなパウリーニョが天国に旅立ってしまったなんて。

私がブラジル音楽をやり始めた頃から、
レコーディングやライブ、プライベート等でも、沢山お世話になり、
ブラジル音楽を沢山教えていただいた。

パウリーニョを通して沢山の方々や、
素晴らしいミュージシャン達とも出会えた。
感謝してもしきれない、私にとってはお父さんみたいな存在だった。


昨日、今日と、雨の一日。
お通夜、そして告別式に参列し、最期のお別れをしてきました。

ソンブラジル(パウリーニョが参加していたバンド)のメンバーとパウリーニョと親交のあるミュージシャンが生演奏。

教会に響き渡る優しく柔らかいブラジル音楽。

パウリーニョは優しい顔で眠っていました。

ミュージシャンをはじめ、彼を愛する人々が集まり、
悲しみに暮れながらも、パウリーニョを送るに相応しい素敵な音楽葬でした。

久しぶりに会う方々と挨拶を交わしながら、私達は、パウリーニョの早過ぎる死を悔やみました。

病気からも必ず復活して元気になってくれると信じていたのに、、、
本当に本当にショックです。

悲しくて仕方ありません。

パウリーニョが最後に作曲したという曲と歌声が教会に流れていて、今も頭から離れないでいるよ。

いつも笑顔でとても優しかったパウリーニョ。

パウリーニョがピアノを弾くとどんな曲でもブラジルの景色になった。
優しいタッチで弾く軽快なリズムと柔らかい音色。美しいフレーズ。
パウリーニョのピアノが大好きだった。
もっともっと聴きたかったし、また一緒に音楽演奏したかった。

私のデビューアルバムのブラジルレコーディングでは、私の曲のアレンジや演奏、現地ミュージシャンのコーディネート等をして下さいましたが、
もっと上手にブラジル音楽を歌えるようになったら、パウリーニョにプロデュースをお願いして、Bossa nova等のブラジル曲のカバーアルバムを作りたい、もう一度パウリーニョとブラジルレコーディングがしたい、
というのが、私のいつかの夢でした。

恩返しだってまだ何も出来てないままだよ。

パウリーニョ。。。

CAYOオフィシャルブログ


もう会えないなんて信じられないよね。

涙がとまらない。

さようなら。

そして、ありがとう。

天国でもきっとピアノを弾いて、沢山の人を笑顔にしているんだろうと思います。

御冥福をお祈りするばかりです。

Abracos
e
beijos!!

CAYO