ランチョンセミナー~♪
昨日は、六本木ヒルズのランチョンセミナーに参加してきました
『 戸田奈津子氏による
映画の魅力を表現する字幕翻訳
~1秒4文字、10字×2行の世界~ 』
↑このタイトルだけで、ものすごく興味をそそられるよね
字幕翻訳という特殊な職業について
限られた文字、秒数で、伝えられること
戸田さんが字幕翻訳家となるまで
等など・・・
魅力あふれるトークであっという間の楽しい一時間でした
セミナーでお話されていた内容を少し書きますね。
大の映画好きだった戸田さんは、
映画好きが高じて、英語を勉強するようになりました。
大学卒業後は、字幕翻訳家を夢みて、
映画会社でアルバイトをしながら
なぜか通訳の仕事をやることにもなったそうです。
しかし、その時の戸田さんは
外人と一度も話したことがなかったんですって。
でも、映画に関する知識、興味、関心は人一倍あったから
そのおかげで、
海外の映画監督やスターとも
次第にコミュニケーションがとれるようになったそうです。
字幕翻訳家として、食べれるようになったのは、
40歳をすぎてからみたい。
20年以上かかったって言っていました。
それだけ大変な仕事なんだろうし、
枠の少ない特殊な職業なんですね。
へ~、そうなんだ~っと思ったのは、
世界で放映されている映画の殆どは、
現地の言葉に吹き替えられてしまっているみたい。
だから、リチャードギアがイタリアに行った時に、
僕の顔はこの国でとても有名だけど、
僕の声を知っている人はいない・・・
と言っていたそうです。
日本ほど字幕文化?の国はないんだって。
言葉はわからなくても音で伝わることがある。
本物の空気感って大切だものね。
ふき替えになると
やたらと嘘っぽくなっちゃうもんね。
そうそう、あとね、
字幕翻訳するのに、
一本の映画を一週間~10日でやるみたい。
共同で作業することはできないので、
全部、ひとりでやるんだって。
英語はわかって当たり前だけど、
同時に日本語をしっかり理解していなければ
字幕翻訳はできない仕事ですね。
さばさばとした口調でトークをする戸田奈津子さんは、
とっても魅力的で素敵な方でした
最近では、
『私の中のあなた』 字幕翻訳しているそうです
観に行きたいな
ハンカチ二枚は必要らしいよ