いつにも増してケアンズの町は静かです。。
ご来店のお客様ももちろん少ないので、たまっていたペーパーワークや、発注や、商品のPOP作りなど、気になっていたことがだいぶ進みました。(小さい店でもやることは結構あるもので)
さて、
「集中するとはある意味では捨てることです。
「選択」するということはいくつかの選択肢の中から一つを選ぶことです。
ほかのものは捨てねばなりません。」
そんな言葉を残した、安藤百福氏をご存知ですか?
私は前回のホリデーで、横浜の「Cup Noodle Museum」という所を訪れて初めて知りました。

(画像をクリックすると、You Tubeの名言集に飛びます)
話題の佐藤可士和氏プロデュースということで行ってみたミュージアムですが、正直、衝撃を受けました。
日清食品の創業者であり、世界初のインスタントラーメンやカップヌードルを発明した、安藤百福氏のスピリットが息づいている場所だったから。

同氏がインスタントラーメンを発明したのは、全財産を失った48歳のとき。
「私が無一文になったとき、“失ったのは財産だけではないか、
その分だけ経験が血や肉となって身に付いた“と考えた。
すると、新たな勇気が湧いてきた。」
「事業を始めるとき、
金儲けをしようという気持ちはなかった。
何か世の中を明るくする仕事は無いかと、
そればかり考えていた。」と言います。
そして
「即席めんの発想にたどり着くには、
48年間の人生が必要だった。
過去の出来事の一つ一つが、
現在の仕事に見えない糸で繋がっている。」とも。
その後、失敗を重ね、麺をフライにしてから乾燥させる方法を発明。紆余曲折を経て、世界の人々に愛される、まさに新しい食文化を築かれたのでした。
やっぱり、人生に無駄はないんだ。。と勇気づけられます。48って言えば、来年の私。ここで無一文になるって、凡人だったら心が折れてしまう。

(安藤氏直筆の色紙。毎年年初に、志を綴られたのだそうです。世間的には成功している経営者、発明家の方の、愚直なまでに仕事に取り組まれる姿勢に心が震えました。)
「ラーメンを売るな。食文化を売れ。
インスタントとは即時・即刻・瞬間という意味である。
してみるとインスタント食品とは時間を大切にする食品ということになる。」
「明確な目標を定めた後は、執念だ。ひらめきも執念から生まれる。」
ラーメンでなく、食文化。やはり時代の申し子とも言える商品は、「人々が豊かになるように」という壮大なビジョンがあるからこそ生まれるのですね。。

ミュージアムでは、Never Give Upの精神や、創造力の大切さも、身を持って伝えてくださっています。
何しろ一生現役で、夢を持ち続け、90歳を過ぎてから宇宙食ラーメンの開発にも成功されたのですから。
大切なことに集中して、不必要なものは脱ぎ捨てる。そして、年齢に関係なく、夢を追い続ける生き方、何てカッコいいんだろう。
生涯を通して社会福祉活動にも積極的だったという安藤氏の生き様が至るところで感じられる、素敵なミュージアムでした。


(子ども達が楽しめる工夫もたくさんで、オリジナルのカップヌードルも作れるんです♬ パッケージに絵を描いて、フレーバーや具を選べます。)

(上階では、安藤氏が研究した世界の麺を屋台形式で展開。楽しいです)
おまけ。
カップヌードルミュージアムは、みなとみらいの側。
天気が良かったので、ぶらぶら散歩しました。

大学が横浜だったから、よく来ていた土地ですが、当時はみなとみらいの開発に着手したところで、今は本当に様変わりしていてビックリ。
横浜の駅から桜木町まで歩いてたなあとか(電車が走ってなかった)、卒業展覧会をしたのは関内だったなあとか、懐かしさMAX。

当時は赤煉瓦だって、ただの倉庫だったのに、今はこじゃれたショッピングセンターなんですね。。

中華街だけは、当時と同じ姿で、活気もそのまま。嬉しくなって色々買い食いしつつ歩きました。(美味しさも変わってませんでした)

学生時代は、台湾やマレーシアから来ていた中国人の留学生の方達とも仲が良かったから、メニューに載っていない家庭料理をオーダーしてくれたりして、楽しかったなあ、とまた想い出が蘇り。
子ども達にも「ママ、懐かしいばかり言ってる」と、なかば呆れられました(笑)
でも、当時は港に着く船をぼーっと眺めて外に出たいなんて思っていて、まさか数年後に船の操縦士の人と結婚して、外国に住むことになるとは夢にも思わなかった。
子ども達と懐かしの地を一緒に歩いて、景色は変わっても、変わらない空気の中で、青春時代?と現在が重なり、同時に流れた年月の重さも感じるという、何とも不思議な感覚を覚えた横浜の1日でした。





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日常のささやかなことや、言われた言葉が、すごく温かい気持ちにさせてくれて、私は幸せだな~としみじみ感じます。


