ダムで思い出した話、1つめ。
渓美居堂家周辺は
東日本大震災の時、地震と同時に停電して
翌日昼頃まで復旧しなかった。
発電所も変電所もすぐ近所なのに
台風でも雷でもすぐ不安定になる
(照明が点滅したり一瞬停電したりをくり返す)
なかなか困ったエリアなのだけど、
震災後の計画停電の時にも
どうも他地域に比べ停電の当番が多くて、
米軍基地を停電させるわけにはいかないので、
いつも周辺がそのぶん切られるのだ…
との噂だった。
先日、
来宅された業者さんから面白い話を伺った。
その業者さんは高尾近辺にお住まいで、
あのあたりは東京方面から
山中の電線を使って送電しているのだとか。
震災の時にはその電線が山奥で切れてしまい、
3日間、完全停電だったのだそう。
悪いことにアパートはオール電化。
料理もできず、風呂にも入れず、
カップ麺を作るお湯すら沸かせない…
となりかねなかったところ、
ダムの近くに住む
兄弟の家には特別に送電されていて
全部面倒をみてもらいました、とおっしゃる。
聞けば、そのダムの水門は電子制御で、
手動でのコントロールができないので
絶対に停電はさせられないらしく、
ダムへ送電される道筋(?)に当たる家は
絶対に停電しないのだそうな。
そういえば、
基地と同じ送電線を使う家は停電しない
とも聞いたな。
知らないところで、
知らない人たちの技術や努力で、
どんな時にも厳重に
守るべきところは守られてるんだなぁ。
そのおこぼれから微妙に外れ、
負担だけが回ってくる我が家エリアって…
とは思うけど(笑)。 釜のお風呂にしたいです