イメージといえば、動物にも各々のイメージがありますね
昔話では、
だいたい犬は忠義に厚く自分を犠牲にするヒーロー
猫は稀にいい話もあるけれど、
どちらかというと人に危害を加える怖い話のほうが多いです
(猫派の方、怒らないでね)
キツネはずるく、同じ化かすでもタヌキはお笑い担当
そして、ヘビはたいてい妖怪や魔物に近い雰囲気ですね
しかし、そんなヘビさんにも
この時期に花を咲かせる植物にまつわる
「泣かせる話」があります
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むかしむかし。
小さな貧乏寺の和尚さんが、小僧さんを置くゆとりもないものだから淋しく思って、1匹のヘビを飼うことにした。
和尚さんが出かける時には「出かけるぞ」と声を掛け、帰ると「帰ったぞ」と声を掛ける。するとヘビはいつも出入り口へ出てきて、首を長くして送り迎えをした。
そのようすを見ると愛らしくて、和尚さんはますますヘビを可愛がったし、ヘビもますます和尚さんになついていたそうな。
ある夜、外出から戻った和尚さんは声を掛けずに戸を開けて、中へ入ろうとした。何の気なしのことだったが、留守番をしていたヘビは驚いて、とっさに和尚さんの足を咬んでしまった。
「ヘビよ、ヘビ、わしじゃ、和尚じゃよ」
びっくりした和尚さんが声を掛けると、和尚さんだとわかってヘビもすぐに放したけれど、咬み傷がひどく腫れて、それはひどく痛みだした。
和尚さんは困って、
「ヘビよ、ヘビ、お前に咬まれた傷が痛くてならん。どんな薬をつけたらいいんじゃろうの」
その言葉を聞いたヘビは、するりとどこかへ行ってしまった。
翌朝、和尚さんが土間のほうへ出てみると、上がり口のところへ朝顔のつるがたくさん積んであった。そして、その横でヘビが死んでいた。
「これをつけろということか」
そう察した和尚さんが、朝顔のつるを煎じて咬み傷につけてみたところ、傷はきれいに治った。
朝顔はヘビには毒だったのか。
和尚さんは命がけで朝顔を運んできたヘビのことを思い、たいそう悲しんで、塚を建てて丁寧にとむらってやったそうな。
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さて、今日はリープの月忌です
モルモットはどんなイメージになるのかな?
今月のお花
今月のお供え
食いしん坊? のんびり屋? 怖がりさん?
そういえば、東日本大震災の時、
リープはしっかりした顔でじっとわたしを見つめていました
メンタル面で弱り果てていたわたしが
あの状況下でパニックを起こさずに済んだのは
あの子のおかげ
モルモット、案外頼りになります
でも、食いしん坊キャラで終わりそう(笑)