
11日-1
本日、10月11日。
不調を引きずっています。
3年目に入って本格的にスタイル変更しようかというところで、さらにちょうどいろんな刺激を受けて、すごく書きたいことが次々浮かんでいるのです。横になっても頭が休まらず、ずっと文章を綴っていて、しまいには “ 知恵熱 ” が(笑)。
思い切って書ければいいのだけど、起き上がってPCに向き合うと微妙…。ついてこない身体にいらいらします。それに時間配分としては、物語のほうを責任もって書かなくちゃ。
左脳は文字や言語をつかさどる機能があるとされます。論理も左脳が担当なので、文章を書くという作業は左脳によるところが大きい。伝えたいことが伝わるように言葉を選び、文章を組み立て、かなや漢字のバランスを考えて文字を連ねていくわけですから。
ましてやわたしは無駄に凝り性で、ディティールをカッチリ作り込まないと進めないタイプ。たとえば地形にもリアリティを求め、気になると「ただそこにあるだけの1つの丘」のために地質学までかじってみたり(笑)。
そのため、自分では絶対に左脳派だと思っていました。ところが、手を組んでみたら左の親指が上にくる右脳派でした。
意外…とも思ったけど、確かに、現在書いている『CLARITY』でも、書き進めていくと思いもよらぬ筆のすべりが出る(口がすべるのと同じ状態です)。すべったところを後付けで合わせていく。そうやって書いたところのほうが布のつくろいと同じで丈夫な構成になってるし、正直、面白いんです(笑)。
ほほー、こんなものかのー。と思いながら勝手に動くキャラたちを眺めて楽しくなります。
ピーターラビットで知られる作家を描いた映画『Miss Potter』(邦題:「ミス・ポター」)の冒頭、物語世界へわくわく入っていくという彼女を見て、うらやましくて落ち込んだのが嘘みたい。
実はひとりで書いている時は区切りがつけられず、到達することのない「1ミリの隙もない準備万端」を追いかけてしまって、物語をしぼませてばかりいたのです。楽しげな作家の世界に比べ、疲れ果てて荒んでいく「自分の世界」が悲しかった。
ここで、学生時代に友人たちに自作マンガを見せたような感覚で連載を始め、とにかく外へ発表しなくてはならない、発表した以上は全削除してやり直しなんてきかない、という形を取れてはじめて、どんどん進むことを覚えました。
どうもありがとう、金曜日はツブれちゃったけど、今日は何としても書きますからね。
Welcome to My World!
脳内作業を写してくれる機械が
あればいいのに。
