本日、8月7日。
いつもの歯科と、手指にアレルギー起こして皮膚科へ行き、戻ったらもう夕方近くです。

暑さは相変わらずものすごく、日傘をさしてバスを待っていたのに、帽子をかぶらず頭を日ざらしにしているのと同じくらい髪が熱くなってて驚きました。

おかげでくたくたしょぼん
今日はあまりまとまった記事は書けそうにないので、「花の日」にちなんだ昔話をご紹介しましょう。
ちなみに、(は)と(な)の語呂合わせで「花の日」、山梨のテーマパークが制定したというマイナーな記念日です(笑)。

以前にご紹介した「シャカとミロクの争い」のような、寝ている間に枕元の花瓶や胸の上などに花が咲いたほうが勝ち、という勝負をする昔話はたくさんあります。
<釈迦と弥勒の争いの過去記事はこちらへ>

そして悲しいことに、夜中にズルをした者が勝利するのがこのテの昔話のパターン。お釈迦さまですら、弥勒仏(みろくぶつ)からこの世を盗んだことになっています。
不公平で理不尽なこの世のありようを突き放して視ていた、本物の昔話の気骨(きこつ)です。

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昼の太陽は本当は夜の月であるべきで、夜の月は昼の太陽であるべきだった。
ある夜、太陽と月がふたり並んで寝ていて、今夜どちらかの腹の上に花が咲いたら、その者が昼の太陽になり、咲かなかった者は夜の月になることにしようと約束した。花は月の腹の上に咲いたが、太陽は自分が昼の太陽になりたいものだから、こっそり自分の腹へ植え替えてしまったのだった。
それで、あってはならない不正をした太陽は誰もまともには見られないが、月はいくらでもまともに見られるのだそうな。
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とりあえずもう照るのやめて。
ペタしてね

注意当ブログの「昔話」は渓美居堂くまらによる「再話」となります。原話を大きく変更してはいませんが、表現などが異なる場合があります。また、再話として書かれた物語は渓美居堂の管理下のものと認識しておりますのでご留意ください。