リープが逝ってしまった夏。

一時、夫の両親が群馬に住んでいた関係で、
一度だけあの子を連れて群馬に行ったことがありました。
その思い出を追いかけて、リープのお骨と一緒に旅行に行くことにしました。

頭おかしいんじゃないの?って御方もおいででしょうが、
最愛の家族を喪ったわたしたちは、確かに頭おかしかった。
理解できずご不快ならばスルー願います。

バッグの中にリープのお骨をたいせつに入れて行きました。
おやつも持っていって、くだものや野菜は現地で買って、
いろいろお供えしました。

そして、宿泊先で眠った明けがた。わたしは夢をみました。

蓮の葉っぱの上に、リープがよいしょっと登ってきたのが見えます。
あたりは極楽浄土みたいです。
そしてたおやかな腕が伸びて、リープをそっと抱き上げました。
リープが抱き取られた先は、観音さまの胸でした。
ああ、ありがたい。
「南無観世音大菩薩。我が愛し子をお願い申します」
と唱えながら、泣きながら目が覚めました。


あの子はやさしい、いい子だったから、観音さまのところへ行ったんだ。
死にたいとか言い出す母を心配したリープが、知らせてくれたんだと思っています。

しかし、おこないも根性も悪いわたしが、極楽浄土の蓮の葉の上、
観音さまのそば近くまで行ったりできるもんだろうか?
あの世でリープに会うには、たいへんな難題が課せられてしまいました。

リーちゃん、ちょっと無理っぽいから、
葉のあいだから、地獄をのぞいてやってちょうだいな。


高崎お父さん
 仏壇状態(笑)。

高崎お母さん
 思えば、白衣観音が近かった。

抱っこ
 いつかまた、抱っこしたいけどなぁ。


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