先日、ブロ友さんと「性犯罪」について、いろいろ意見交換したんですが。
そういえば、自分自身、未遂&軽微な被害経験はあったなぁと思い出しました。
はるか昔、わたしにも、世の男性をオオカミにさせるお年頃がありまして。
いま思うと、自分自身にあまり「若い娘」としての自覚がなかったので、あぶなさ倍増だったんですね。仲間内でも男子に「魔が差す」状況を招きがちだった困ったヤツで、深夜までバイトしていたので、夜に対する警戒心もゼロ。
その日も、近所に住む年上のお友だち(女性)のとこで寝ちゃおうかなって、深夜1時過ぎに国道をとことこ歩いていたのです。
すると、車がすぅーと横に寄ってきました。さしものわたしもそれなりに用心しましたが、気の弱そうなお兄さんが顔を出し「すいません、**まではどう行けばいいですか」。
こういう時、自分に自信があるというか、普通の人はどう感じるのでしょう。
母親に「メガネかけないと(ブスだから)一緒に歩かない」とまで言われ続けたわたしなどは、やっぱり「恥ずかしい!」と思っちゃうんですよ。
やだわ、思い上がっちゃった…その引け目が、普段より懇切丁寧な説明につながり、ひいては「よくわからないんで、一緒に乗って教えてくれませんか」の言葉をそのまま受け入れさせてしまったんじゃないかなー、と思います。
まあ、魔が差すというか、阿呆ですね(笑)。
車は暗くてひとけのないほうへ進み、「???」と思うまもなく、停車と同時に「おとなしくしろ」とかなんとか、カッターナイフを突きつけられました。
正直、この時どう思ったかというと「あちゃー、やっちゃった」半分、「こいつ、何のTVの真似だよ(笑)」半分。
変わった服装とか大好きなわたしは、ある意味コスプレみたいな感覚で、この日は「かわいいオンナノコ」してましたからね。お兄さん、すっかりだまされたのね…ククク。
とりあえず、わたしはカッターの強度を考察。ちょっとデカいものだけど、さいわいカッターなら刺突はききません。致命傷になるのは頸動脈と喉笛、メガネのおかげでとりあえず目は大丈夫。顔の傷は避けたいけど二重でなければ修復はきくはずよね…そんな余計なことまで考えてから、わたしはいきなりカッターをつかみました。
刃と持ち手が半々くらいのところです。やっちゃってから「しまった、てのひらは下手に腱を切ると戻らないぞ」と思いましたが、気迫で押し切らなければ終わりです。わずかに持ち直しつつ(笑)、わたしは鬼の形相で相手をにらみ「なめてんなよ、てめェ…」。
はい、わたしがいつも丁寧な言葉遣いを心がけているのは、思考上に「こっちのほう」が出てこないためです(笑)。
ケンカは先に腹据えたほうが勝つ。当時のわたしのモットーです。もともと気の弱そうな男でしたから、見よう見まねの初犯だったのでしょう。ビビって刃物を引いたので、わたしはさっと車を降り「親切でついて来てやったのに、ふざけんじゃねぇ!」とドアを叩き閉めました。
腹いせに車でひいたりしないかな、と物陰にさがりましたが、向こうは荒い運転ながら素直に去りました。気がついたら指を少し切ってました。バンドエイドちょうだい、って訪ねて行って理由を話したら、お姉さん(友)にはこってり叱られました(笑)。
教訓:何があろうと、どんな理由だろうと「知らない人にはついて行かない」。
少々語弊がありますが、コンクリート殺人の女子高生もだまされて犯人について行かなければ、あんなことにはならなかった。ほんの些細な甘さが無残すぎる結果になってしまったのです。
これは、女こどもの命がけの鉄則です。
男性側も、変に警戒されて不愉快なこともありましょうが、女こどもも「命がけ」、最悪の相手にあたれば拷問虐殺の末路であることをご理解いただきたいと思います。
また、「ブスのくせに」「お前なんか、誰が」などの言葉は、上記のように女性の判断力を狂わせます。誰であれ、控えてもらいたいと思います。
今でも後悔してるのが、暗かったとはいえナンバーの確認をしそびれたこと。懲りてくれればいいが、もっとおとなしいお嬢さん相手に再犯の可能性があったのだから、警察にナンバーを通報すべきでした。
まあ、こんな内容で取り上げてくれるかどうかはわかりませんけどね…って、伏線張ってパート2に続きます(笑)。