本日、1月28日。
い(1)つ(2)わ(8)の語呂合わせで「逸話の日」なんですと。

世の中にあまり知られていない逸話を語り合う日なんだそうですが、「いつわ」が「12月8日」ではなく「1月28日」になったあたりの「逸話」を語っていただいたりなんかすると、趣旨に沿うんじゃないでしょうか(笑)。


逸話とは「その人の隠れた一面を知らせる、世間にあまり知られていない面白い話(大辞林)」「ある人についての、世人にあまり知られていない、興味ある話(広辞苑)」。横文字でいえば「エピソード」です。


どうも「結局あんまり変わってないね」評価のブログを劇的に変えるぞ!とて、今日は「何の日」から完全に離れ、今朝みかけた地元雑誌の話から始めようとしてたんですよ。商店街のご紹介で「財布を片手に、商店街を食べ歩き」とデカデカ書かれてありましたもので。
いきなり財布ですかー。そりゃもちろん、財布片手でなければ食い逃げなんですけれども…ねぇ(笑)。やはりローカル雑誌はこの程度のキャッチコピーってわけですかね。

そういえば、コピーライターのはしりって、やっぱり平賀源内 でしょうか。「土用丑の日」、うなぎの災難ってね(苦笑)。でも、あの頃は作家も兼業で、たとえば山東京伝(さんとう きょうでん)とか曲亭馬琴(きょくてい ばきん)も、自家で売ってる化粧品とか薬の宣伝を本に織り込んでるし、宣伝コピーは他にもあったはず。…などという思考の流れをそのまま書いてみようかなーと考えていましたの。


で、よっしゃ、やるぞ!と思ったら、なんと今日は「コピーライターの日」でもありました、と。orz
以上、わたくしのプチ「逸話」にございます(笑)。


はからずも「今日は何の日」ネタになってしまったコピーライター話。しかし、この「制定理由」がけっこうすごいんです。
1956(昭和31)年1月28日に日本で公布された「万国著作権条約」で「Cマーク(丸のなかにCの記号。著作権表示)」が制定されたことにちなんでいるのはいいとして、なぜそれがコピーライターに関わるんだろうと思えば、「コピーライト=著作権」と「コピーライター=広告文案を書く人」をかけたもの、なのだそうで。これでOKなあたり、さすがというべきか(笑)。


さて、問題の「コピーライターのはしり」ですが、平賀源内説が強いようですね。広告と江戸文化に関して多くの著作がある谷峯藏氏の『江戸のコピーライター』の概要に登場するのも、大田南畝(おおた なんぽ)、式亭三馬(しきてい さんば)、柳亭種彦(りゅうてい たねひこ)に源内、京伝、馬琴。この中では1728年生まれでもっとも年上、早熟かつ早死にして活躍時期も早い源内が、やはり「最初」の可能性は高いかと思われます。


源内は有名な「土用丑の日」のほかに、Wikipediaによると【CMソングとされる歯磨き粉『漱石膏』の作詞作曲を手がけ、[中略]音羽屋多吉の清水餅の広告コピーを手がけてそれぞれ報酬を受けて】いるそうで、考えてみれば自分が売っている商品に宣伝文をつけるより、他人様の商品にキャッチコピーだけを提供してお金をいただくほうが、現代のコピーライターの様態に近いですよね。そこを考えると、時期だけでなく、内容的にも源内かなぁと思います。


ところで、いま気づいたけど、明日は「タウン情報の日」なのだそうです。なんか不思議。

でも、明日には続きませんのでご了承のほどを(笑)。


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