観劇の順序がばらばらになってしまいましたが、
今月最後の歌舞伎座は第一部。
歌舞伎座の舞初め、舞台の露払いといったところでしょうか。
春の君(染五郎)と女御(魁春)が場を温めて、
満を持して鶴(藤十郎)が登場。
「演目」というより「儀式」的なものを感じました。
■お祭り
舞踊が続きますがこれは間違いなく勘三郎が演じる予定だった演目。
大向こうの「待ってました」の掛け声に
「待っていたとァ、ありがてぇえ」と応える勘三郎の姿を誰もが期待していたのですが・・・
この演目では勘九郎の長男・七緒八くんが初舞台。
目の前で踊る役者たちの真似をして扇を広げたり足踏みをする姿に、
場内の全員が目尻を下げていました。
親子の情愛と主君への忠義の間で苦しむ、
熊谷直実の生き様を描く名作。
人間国宝・吉右衛門の演技はダイナミックでさすがでしたが、
その他の役者はどうしたの?という感じ。
特に、同じく人間国宝の玉三郎の存在感の薄さが残念。
歌舞伎座開場、初っ端の公演だけでも勘三郎・團十郎の空いた穴を痛感。
二人の偉大さを感じると同時に、この穴を一ヶ月すら埋められない現実が悲しい。
役者陣にも松竹にも頑張って頂きたい~!!

