夜の部は、通し狂言「椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)」

曲亭馬琴の原作を元に三島由紀夫が歌舞伎化。

伊豆大島、熊本、沖縄を舞台に繰り広げられる壮大なドラマ。
歌舞伎、ワイン、etc…ブログ 『CAVINET』


昼の部には登場しなかった染五郎と七之助がメイン。
(七之助は平成中村座との掛け持ち!)

歌舞伎、ワイン、etc…ブログ 『CAVINET』

源為朝(染五郎)と寧王女(七之助)。

為朝の「ザ・日本のヒーロー」という像を染五郎がダイナミックに演じていました。


流刑の地である伊豆の大嶋でこのまま人生を終えるのかと絶望していた為朝。

彼を殺そうと刺客が大嶋に大挙したことで状況が一変。

死んだと思っていた妻・白縫姫(七之助)と息子・舜天丸(鷹之資)を探す旅、

そして流れ着いた琉球の地を妖僧から救う闘い、

遂に平家討伐という本懐を遂げた為朝が最後に決めた自らの行く末とは・・・


八犬伝の馬琴らしく少年心をくすぐる冒険活劇なのですが、

原作通りなのか三島演出の影響なのか、

ともかく登場人物が自害しがちです。何かあったらすぐ自ら命を絶ちます。(主に入水)

それもあってサクサクとストーリーは進みますし、

舞台機構をフル活用したケレンは見ごたえがあります。


これ、猿之助歌舞伎にしたら絶対、もっと良くなると思うんだけどなー

三島歌舞伎は一種の聖域っぽいので、猿之助でも下手に手は加えられないと思いますが。