本来の予定では成田山まで「成田屋・江戸人と成田不動展」を見に行くはずでしたが
震災の影響で展示は中止になったようなので(電話で確認してよかった・・・)
代わりに渋谷のたばこと塩の博物館で開催されている
「役者に首ったけ!芝居絵を楽しむツボ
」に行ってきました。
貴重な錦絵の数々を面白い解説付で、
何と100円で見られてしまうという、豪気な企画。
が、震災の影響で開館時間が短縮されていた為、
時間の関係で展示はまた改めてゆっくり見ることにし、
文化庁職員で歌舞伎研究家の石橋健一郎先生の講演を聴講してきました。
歌舞伎を研究する仕事なんて羨ましい・・・
講演タイトルは
「芝居絵から江戸の歌舞伎に親しむツボ」
浮世絵には美人画、風景画など様々なジャンルがありますが、
その中でも歌舞伎、特に役者を題材とした浮世絵は
ずば抜けて数が多いそうです。
現代で言うプロマイドのようなものでしょうか。
その役者の絵で次回公演の予告をしたり、
興行中の芝居の宣伝をしたわけですね。
劇場における役者絵の並び順から、
「イケメン」=「二枚目」
「お調子者」=「三枚目」
と現代の言葉に名残があるのも有名です。
この講演は先着80名という定員制。
正直そんなに集まらないと思ってましたが(失礼)、時間前には満員に。
会場に入ってきた石橋先生も聴講者の多さに驚いていました。
歌舞伎の歴史を知るにはこの芝居絵というのは非常に重要で、
いつどこで何の演目を誰が演じたか、とか、
この演目の演出はいつから誰が始めたか、とか、
様々なことが芝居絵を見るとわかるそうです。
大変貴重な資料である芝居絵のスライドを交えて、
わかりやすい解説をして下さる石橋先生の講演は、
とっても楽しく勉強になりました。
「芝居絵」という変化球な切り口ではありましたが、
今まで独学で歌舞伎を勉強してきた立場としては、
このように専門家の話を伺えるのは大変な貴重な経験でありました。
ご年配の方が一生懸命ノートを取ってる姿も微笑ましい。
私もそんな中に混じってガリガリとメモを取ってきました。
あっという間の100分間。

