海老蔵が暴行事件に巻き込まれ、
今年の公演を休んでるのは周知の通りですが、
実は今年はそれだけではないのです。
●中村 富十郎
1月の「壽初春大歌舞伎」寿式三番叟に出演予定も、
1月3日に死去。享年81歳。人間国宝。
本来一人で演じる翁役を、
本公演では二人で演じるという趣向だった為、
訃報に伴い従来通りの一人翁で上演。
ご冥福をお祈りいたします。
●中村 芝翫(82歳)
富十郎同様の人間国宝で、
同じく1月の「壽初春大歌舞伎」に出演中だったが、
始めの3日間だけ出て後、体調不良で休演。
代役は息子の中村橋之助が勤めた。
●片岡 愛之助(38歳)
上方歌舞伎のホープで、
昨12月の南座にて海老蔵の代役を見事に勤めて話題に。
1月の「新春浅草歌舞伎」に出演中だったが、
13日にインフルエンザの罹患が発覚し休演。
代役は中村亀鶴。
●中村 勘三郎(55歳)
「突発性難聴」を発症し、
2月以降の予定を全てキャンセル。
三月の「桜壽博多座大歌舞伎」での代役は、
息子の勘太郎。
ちなみ勘太郎は本日長男が誕生。祝。
というわけで、
今年に入って海老蔵含めて五名もの、
主演クラスの休演が相次いでおります。
逆に歌舞伎座を惜しむ「さよなら歌舞伎座」公演においては、
主な休演は中村雀右衛門くらいでしたから、
むしろその間お爺ちゃん達はよく頑張ったと言えるのかも・・・
とは言え、代役の方がむしろ評判が良かったという、
海老蔵が休演した12月の京都南座公演は、
代役が関西出身の仁左衛門と愛之助だったからなので、
本来代役の方がいいということはないのです。
縁起でもない話ですが、
お年を召した役者に関しては、(芝翫とか藤十郎とか)
「今年が見納め!」くらいのつもりで見ないと!
といけないなぁと、
富十郎の訃報に触れて感じた次第です。