NewspicksやPivotをながらで聞くことが多いのですが、聞きながらは!と思ったことを、いくつか記憶にとどめたいと思ったことがあるので、自分の備忘録のための記録です。

 

NewspicksのEdupassionで話されていたことです。

 

記憶の長期化について。一度に短期間で暗記をするのではなく、インタバールを開けて勉強すると記憶が長く残るというデータ。(自分では調べていないので、もう少し深く調べる必要はありますが。)最近、シンガポールに来てから、いろいろなアクセントのある英語に触れて(イギリス英語、オーストラリア、アメリカ、インド、中国、西ヨーロッパなどなど)発音がよくわからなくなってきていたこともあって、英語の発音のレッスンを受けているのですが、そこでも英語の練習は一日でも分散して勉強するように勧められました。


また、勉強する場所を変えるのも記憶の定着に良いのだとか。私も中学高校時代は、家の中で勉強していても色々な場所に動き回っていました。そして、今でもそうなので、家の中でどこに資料を置き忘れたのかよく探し物をしています。(笑)

 

 

 

反復練習について。子供はできたと思うとその時点でやめてしまう傾向にある(個人にもよりますし、科目にもよるでしょうが)ので、反復が重要になると。そこで、思ったのが、モンテッソーリの算数教育。この手あの手で同じ内容を子供たちに反復させる。ゴールデンビーズや切手遊びなど手段を変えてもやっている内容は同じなので、学びを定着、深めさせることができる。

 

Pivotに島村華子さんが出演されていたのですが、モンテ教育とほめることなどについて話されていました。島村博士・教授はカナダで教鞭を足られているので、英語圏で何かスピーチされていないかと検索すると、Podcastができてきました。そこでは、Alfie Kohnの Punished by Rewardsの本をお勧めされていました。

 

話がずれますが、Audible で頼もうとしたところ、アジア圏に住んでいる為なのか購入できず、仕方なく実際の本を頼んでみるとその厚さにもうやる気がなくなりました。そしてページを開けるとさらに文字の小さいこと!!「これは私にとってのエベレストよ!字もちっちゃいし。やる気はあるのよ。でもこれは無理よ」とブツブツ一人で言っていると娘には「そんなのぶあつくないわよ!大丈夫よ。」私の本の方が分厚いわよと言わんばかりに去っていきました。そうなんですよ。彼女がはまっているKeepers in the Lost Cities は全巻辞書並みです。そして、息子が部屋から虫眼鏡をもってきて「マミー!大丈夫。これがあれば読めるよ!ほら、やってみて」と励まされました。(息子のポジティブな態度にたびたび救われますが、このチャーミングな男子も、私の感情をかき乱し狂わせるのです、、、、)そのあと、彼も自分で実際に虫眼鏡を通して文字を読もうと試みたところ、「ああ、これは目が痛くなってよく読めないねえ」と言って去っていきました。(笑)

 

Alfie Kohnの Unconditional ParentingをAudibleで聞いていたのですが、本の半分以上が親がいかに自分に都合の良い子供を育て上げているかについて述べてあります。ただ、しつこいなぁ、と思う反面、あ~そうね、と一息ついてうーんと唸らせられることが多く、いかに無意識的に自分のコントロール下に置こうとしているのかが指摘されています。実物で読んでもいいかな、と思うぐらいなかなか良かったです。

 





話を戻しますが、褒めることと𠮟ることについてですが、Punished by Rewardsの本の半分はあとがき、Appendix、参考文献に割かれていて研究者としては読むに値する良い本ですね。島村氏やKohnも述べていたのですが、褒美がいかに子供の自主性を損なうかということ。Newspicksでは褒美を毛嫌いしなくても、勉強の本来の目的は勉強自体を楽しめることなので、その楽しみを始めるきっかけに使うのはいいんじゃない?というもうちょっとフレキシブルな考え方でした。褒美に関しては私も比較的否定的な考え方なのですが、勉強の楽しみに取り掛かることに関してのきっかけはゲームだったり、漫画だったり、必ずしもアカデミックなことから始めなくて良いと思いながら、あ~そうか、グレイトレッスン、モンテ教育か、とまたモンテ教育に戻ってきました。